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今回短めです。
もみじに秋の風がふきぬける10月。1つの病院で桜太に試練が舞い込んだ。
「君の病気は手術をしなければ、ほとんどの確立で治らないだろう。…そしてその手術も成功率は高いわけではない。」
深谷が真剣に話す。
「…その、成功率?ってどのくらいなんですか?」
少し戸惑った表情で問いかける桜太。
「そうだね、ちゃんとした数字ではないが、だいたい50%くらいだろう。」
まだ暖かい気温も残る季節に冷たい風が吹く。
「半分…?」
「中々病状が進行していてね、今の状況だとそのくらいだと思っていてほしいんだ。」
(ふざけんなよ。生きるも死ぬも人の手次第で…確立は50%で。しかもなんで母さんが泣いてるんだ。関係ないくせに。)
大きな壁が立ち、桜太は気力を無くしていた。そこに
「桜ちゃん!フルーツ持ってきたよ!!」
由梨、そして
「桜太―、川口な、お前がいなくて学校つまんねぇとか言ってたぞ」
祐介の明るく元気な声。
(久しぶりに聞いた気がする。)
「祐介―待ってたぞー」
久々な桜太の笑顔。
「ちょっと、私は!?」
「お前はさっさとフルーツを渡せ!」
久々なやりとり。
気持ちが少し変わった瞬間だった。
「桜太くん?」
次の日、いつもの食事時間に八潮友梨香がやってきた。
「ハンバーグはまだですかー」
文句を言う桜太を見て友梨香が微笑む。
「ちょっと元気になったね。…あ、そうだコレ…」
川口=由梨
なんですけど。。。覚えてますか?w




