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疫病神の少年

作者: 太ちゃん

めちゃ短い小説ですww


意味がわからないかもしれません。

ごめんなさい。



僕は、死人だ。この世にはいない存在だ。

なぜ俺が死んだか。それを説明する。

これはそういうものがたりだ──────────。


2222年月日不明。


名は「鈴木(すずき) 慶介(けいすけ)

年齢は、17歳。(18歳になる。)

高校1年生。(2年になる。)

今は俺に親はいない。

むかしは

俺に親はいた。

母と父と兄と俺の4人家族。

が、すぐなくなってしまった・・・。

俺が小学3年のころ。


母は、病気で亡くなった。ガンだった。


俺が中学1年のころ。


父と兄は交通事故で亡くなった。

釣りの帰りに大型トラック

がこちらに向かってきて

ぶつかったという。

父は即死、兄は病院に運ばれてから3時間で

亡くなった。すぐかけつけたが間に合わなかった。


相手は飲酒運転だったらしい。

もちろん、そいつは即逮捕。


俺は一人になった。

中学3年まではお祖母さんのところに

いっていたが、寿命でなくなってしまった。


バイトとかで学費などを稼いだ。

正直食事も厳しかった。

たまにとなりの人が持ってきてくれたが

その人もなくなってしまった・・・。

原因は不明らしい・・・。


夏休みの中間。


中学校の時大親友だった友達の

ところへ久しぶりに会いに行った。

名は「加藤 竜介(かとうりゅうすけ)


インターホンを押した。


"ピンポーン"


「鈴木です。」


いつもなら、竜介が出てくる。

だが出てきたのはその母だった・・・。


「あら・・・。慶介君?」


「はい、久しぶりです。」


あれ?部活かな?


竜介は?と言おうとしたら、


「お母さんのこと、つらかったよね?」

ときた。


そうだった、葬式にいたんだった。


竜介の母と俺の母は仲が良かった。

俺と竜介と同じ関係だ。


「はい・・・。でも見ての通り元気です。」


「よかった。何かあったらまた家に来てね。」


「はい。」

と、答えた。

そして本当に

言いたかったことを

話す。


「ところで、竜介は・・・?」


「・・・。」



すこし、間があいた。

そして悲しそうに

竜介の母が言った・・・。


「・・・ごめんね・・。竜介・・・。」


「え?」


「竜介・・・死んじゃったの…。ううぅ・・・。」


「・・・はっ?」


嘘だろ______。


あいつが・・・竜介が・・・。


死ぬなんて・・・。


涙をふいて母が言った。

「ぐすっ・・・竜介・・・。信号無視をした車とぶつかって・・・。亡くなったの。」

「慶介君に早く伝えておけばよかったわね・・・。」

「・・・ごめんね・・・。」


「・・・。いえ、こちらこそすみません。

 変なこと聞いちゃって・・・。」


空気がガラッと悪くなった。


「あがる?」


「いえ・・・。失礼します。」


こんな状態で上がれるわけがない。


「そう・・・。」


「あ、1ついいですか?」


「?」


「あの~・・・。お墓は?」


「同じよ。慶介君のお母さんと・・・。よく探してみればわかるわ。」


「ありがとうございます。では、さようなら・・・。」

といい、この場を去った。


家に帰ってから、俺は・・・泣いた・・・。親友がなくなるのは辛い。


そこで何かが引っ掛かる。


(・・・まてよ?俺と結構かかわりが深い人が全員・・・。

 なくなっていないか・・・?)

と・・・。

だが考えすぎかと思った。

次の日、お墓参りにいった。


母と父と兄と竜介・・・。


1人で4人分の墓参りはたいへんだったが一生懸命やった。

そして、夏休みあけ。


学校に行った。


後ろから友達が

「はよ~っす!!」

「おはよ~。」

「うっす。」

とくる。


俺も

「おはよう。」

とふつうに返す。


「おれさ、夏休みに・・・。」

と世間話をしてくるが正直興味がない。


ある日、1人の少女に呼ばれて、告白をされた。


正直めちゃうれしかった。


その少女の名は「伊藤 (いとうさき)

優等生でちょっぴり天然。

ロングヘアーで顔もかわいい。

俺の好みにピッたし当てはまる。


それで付き合い始めた。


高校2年のころ彼女は一時期海外へいくことになった。

アメリカだそうだ。

親の仕事の都合である。


5ヶ月後ぐらいには帰る予定だという。

今日は金曜日、土、日、月曜日にテスト。

で月曜の朝出発だそうだ。


出発は4日後。しかし、4日後はテストで見送りが

出来ない。今日は金曜日、土、日、月曜日にテスト。

で月曜の朝出発だそうだ。

だから先に

「行ってらっしゃい。」

とメールで送った。

「うん!\(^o^)/お土産買ってくるねw」

と返信がきた。

すこし笑った。


次の日、高校の友達の家で話していた。

その友達の名は「佐藤 健人(さとうけんと)」。

入学してすぐに仲良くなった。


家にあまり友達を入れない家庭らしいが

いれてくれた。

俺が初めてだという。

「今日どこかいって遊ぼ!!」


「いいよ。どこにする?」


「う~ん。どこがいい?」


「俺は別にどこでも。」


「じゃぁ漫画喫茶ww」


「いいよ。」

ごく普通の会話で終わった。

そして約束どうりに

漫画喫茶へ行った。


「でさ!そのとき・・・。」

と雑談がはいる。

健人の雑談はほかの人と違って面白い。

すこし、興味を持った。

「・・だったんだよ。」

「へぇ~。いいね。」

「だろ~?」


と続く。

だが、上から工事現場の人が


「あぶないっ!!」

といった。

ガシャン!!と大きな音がした。


「え?」

上を向くと、鉄の棒がいっせいに落ちてきた。



ガシャン!!と大きな音がした。


「慶介!あぶな・・・っ!!」


ドンッ________!!


え・・・・?


「・・・。健・・人?」


「うう・・・。」


まわりがざわめく。


「またかよ・・・。またかよっ!!!!」


俺は急いで救急車を呼んだ。


______。


遅かった_______。


俺は病院のベンチで座っていた。

そこに健人の母が来た。


「君が、慶介君?」


「はい、そうです。」


「ごめんね・・・。」


「いえっ。とんでもない。謝るのはこっちのほうです。」


「・・・。」


「・・・。」


また・・・。うしなった・・・。

「ありがとね。」

「え?」


「あの子、ずっと引きこもりだったの。」


「え?」

知らなかったと小さな声で呟いた。

「中学校のころ、先生が暴力をふるったの・・・。」

「その先生はくびになったわ。だから健人に、

 もう大丈夫よ?と言ったの。けどたちなお・・・。」


「分りました。もう大丈夫です。」

俺は話の途中で切った。

また辛い話になるだろう。

と思った。


「そう・・・。」


そういうことだったのか。

だから友達を家に入れなかったのか・・・。

「わざわざありがとうね。」


「いえ・・・。ではこれで・・。」


はぁ・・・。

やっぱり俺は・・・・。

疫病神かな・・・。

そう思いながら家へ帰った。


日曜日、お墓参りが終わった後、

いとこから電話があった。


よく遊ぶいとこだった。


が・・・。

「あ!慶介君!?」


「うん。そうだよ。」

なに?と言おうとしたが、話すスピードが

早すぎて言えなかった。

なんかいそいでる・・・?

「いまからこれる??」


「どこえ?」


「○○病院!!」


「え・・・?」


(ひかる)が・・・!!」

なんでだよ・・・。

いとこの名は「鈴木輝」俺の父の兄の息子だ。


同い年で仲が良かった。


「わかった!急いでいきます!」


・・・はぁ、はぁ・・・。


すこし涙目になった。


もうこれ以上失うのはやだ!!

と・・・。


___________________。


____はぁ、はぁ、はぁ・・・。


ピコ___ピコ___ピ----_____。


「慶介君・・・。」


「おい!!輝!!おいっ・・・。」


「やめてください。」

と医者が言った。


「・・・うううぅぅぅ・・」

とないた。


また・・・。失ってしまった・・・。

やっぱりそうだ。絶対そうだ・・・。


俺は・・・。

『疫病神』だ。


そう確信した。

そして月曜日。

俺は学校を休み、咲の見送りに行った。


「あれっ?慶介君?」


「やぁ・・・。」


「学校は?」


「・・・休んだ…。」


「どうして?」


「ちょっとわけがあって・・・。」


「そう・・・。でも来てくれてありがとう。うれしいw」


「ああ・・・。」


「じゃ、いってくるねw」


「ああ、しばらく会えなくなるのはさみしいけどな。」


「うん・・・。」


そのとき・・・。


チュッ________。


え______?


「・・・。ふふっ。サービス」

照れくさそうに言った。

「じゃーねーw。」


俺は生まれて初めてのキスに

喜んだ。

そしてこう願った。


「死ぬなよ。」


家に帰って録画したアニメを見た。

だけど、頭の中から咲のことが

はなれない・・・。


心配になってきた。


飛行機が墜落したらニュースにのる。


だから、ニュース番組をずっと見ていた。


が、やらなかった。

「良かった・・・。」

ほっとした。


次の日。


歯を磨き半端ない寝癖をなおし、

学校へ行く準備をしていた。


「今日はいかないとな・・・。」

今日は先生のお別れ会があるそうだ。


テレビで時間を確認した。

そのとき____。



俺はショックをうけた・・・。


「ニュースです。アメリカに向かっていた、

 飛行機が墜落しました。およそ300名の人が

 なくなりました______。」


え?まさかな・・・。

咲がのっているわけないよな?

「昨日の午前____。」

・・・・・。

咲がのっている便は147便だ。

「飛行機147便が墜落しました____。」


俺は、絶望した。


「っ・・・。う、。」

ああ・・・・。


絶対そうだ・・・・。


おれは・・・・。


いてはいけない・・・・。


存在だ・・・・・。


「あああ・・・ああぁぁぁぁぁぁ・・・っっっあああぁぁぁ・・・。」


俺は泣いた。


泣きまくった・・・。



俺はとある高台へ行った・・・。


「母さん、父さん、兄さん、竜介、健人、輝・・・そして咲・・・。」

おれは_____。


「いま」

死ぬ覚悟を_____。


「いくよ・・・。」

した______。


ザッ____。

その時、

「・・・。迎えに来たよ、慶介・・・。」


「母さん・・・。」


「こい。」


「父さん、兄さん」


「慶介。」 「慶介君。」


「竜介、健人、輝、咲。」


ドサッ__________________。









その時見た空は_________________。


絵にかいたようにきれいな空でした____________。












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