7、付与
「‥‥‥お兄ちゃん?魔物が運べればいいんだよね?」
「ん?、そりゃそうだけど‥‥この大きさはどう考えても無理だろ‥‥」
「‥‥‥ストレージ」
「‥‥!、琴遥この魔法ってもしかして!」
「そう、収納魔法出かける前に20ポイントで買っといたの」
「マジか!いいなー俺も欲しいけどポイントが枯渇してて」
「大丈夫、お兄ちゃんの分も私が運ぶから!」
‥‥なんか妹が、たくましく育ってるなー‥‥環境適応を持ってる俺よりも環境適応してる気がするのは何故だろう。
「琴遥ナイスだ!コレで美味いご飯が食べれる!」
「流石私の娘!ファインプレーよ!!」
「じゃあ、とりあえず帰ろっか」
「「「賛成!!」」」
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「じゃあご飯作るから、みんなは中で待っててちょうだい‥‥‥あ、琴遥は昨日と同じのお願いね?」
「はーい」
‥‥‥さて俺はこの間にステータスを確認しておくか。
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上倉 龍也
LV10
年齢:17
種族:人間
職業:なし
【能力値】
体力:25
筋力:21
敏捷:26
耐性:9
魔耐:6
知能:10
魔力:11/11
スキルポイント:6
【スキル】
魔眼LV1
・毒魔眼
鑑定眼LV4
環境適応LV10
思考加速LV2
魔力操作LV2
【称号】
異世界転移者
試練に挑みし者
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‥‥‥うん、まぁ上がってる訳ないよなー父さんと母さんが危なそうな時だけヘルプで入ってただけだし、ただちょこちょこ鑑定は使ってたからか、1レベル上がったのはありがたいな。
「ご飯だよー」
「「はーい!」」
「今日はホーンラビットの焼き鳥とオークのステーキよ!!」
何はともあれ‥‥とりあえずご飯だな!
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‥‥‥あー、美味かった‥‥‥ヤバいな、こんだけ美味しいと流石に太りそうで怖い‥‥‥ん?っていうか何か体がポカポカするような?
「母さんこのご飯に何か入ってる」
「ウフフ‥‥‥混ぜ込んでみたの」
「いや何を!?」
「大丈夫よ‥‥‥魔力を混ぜ込んだだけだから、試しにステータスを確認してみたら?」
「そうか!もしかしてお母さん料理にバフかけた?」
「正解!!」
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上倉 龍也
LV10
年齢:17
種族:人間
職業:なし
【能力値】
体力:25
筋力:21 +4 《接続時間1時間》
敏捷:26
耐性:9
魔耐:6
知能:10
魔力:11/11
スキルポイント:6
【スキル】
魔眼LV1
・毒魔眼
鑑定眼LV4
環境適応LV10
思考加速LV2
魔力操作LV2
【称号】
異世界転移者
試練に挑みし者
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うお!上がってる!1時間だけとはいえ筋力+4はでかいな。
「母さんちゃんとバフが付いてたよ!」
「そう、なら良かったわ!」
「コレなら朝ご飯にバフをかけた状態でレベル上げに出かければ1時間だけとはいえ優位に戦えるんじゃないか!」
「そうね!コレでもっと美味しいモンスターをゲット出来るわ!」
「母さんモンスターは敵であって食材じゃないからね?!油断したら死ぬんだから一人で暴走して突っ込むとかやめてね!?」
「あら?そんな事するわけないでしょ?この世は弱肉強食よ?弱かったら私たちが食べられてしまうのだから私たちも強くなるわよ?」
「いやだから何処の戦闘民族だよ?!」
「何バカみたいな事言ってるの? さっさと寝て明日に備えるわよ?」
「‥‥‥はーい」
‥‥‥まぁ、明日も早いし寝るとしますか。