6、レベリング
あー、ご飯美味かったーまさかホーンラビットのステーキがこんなに美味しいとは‥‥‥肉は柔らかく獣臭さもない味付けもしてないのに肉汁はほんのり甘く、噛めば噛むほど肉汁が出てくる‥‥‥ヤバいなコレはハマりそうだ。
「「「ごちそうさまでした!」」」
「はい、お粗末さまでした」
「そういえば、さっき琴遥のステータス見たけどレベルめっちゃ上がってない?」
「うーん‥‥一応魔物のレベルに、ばらつきがあるとはいえ5レベルの差はちょっとおかしいと思うんだけど原因が分からないから何とも言えない、とにかく今はレベルを上げるしかないんじゃない?」
‥‥確かにそうだな、分かりもしない原因を探すより今はひたすらレベルを上げる方がいいな‥‥‥っというより琴遥と同じでぶっちゃけ俺もレベル上げが楽しくなっているしレベルが上がってステータスが上がった時の何とも言えない高揚感がヤバい‥‥この高揚感も、あいまってレベル上げが楽しくて戦闘狂になりつつある自覚がある。
「‥‥龍也、ちょっといいか?」
「どうしたの父さん?」
「なにー?」
「一応こんな感じで武器が出来たんだが、2人とも試しに今度使ってみてくれないか?」
「え!?もう出来たの?ちょっと見せて!」
==
武器:ラビットナイフ
筋力+4
説明:ホーンラビットのツノを使われていて、装着者の筋力を上げる効果をもつ。
===
「父さん武器、筋力アップが付いてるけどどうしたのコレ!?」
「普段から失敗を重ねてスキルレベルを上げていた甲斐もあって一発で成功したんだ!」
「凄すぎでしょ!、こんなの使っていいの?!父さんが使った方がいいんじゃ‥‥」
「いや龍也が使ってくれ職業がないとはいえ、うちの家族の中で一番戦えるのは龍也だからな‥‥付け焼き刃にしかならないと思うがその短剣使ってくれないか?」
「そういう事ならありがたく使わせてもらうよ、父さんありがとう!」
「あー、あと実は‥‥二人にお願いがあるんだが‥‥‥」
「「何?」」
「‥‥‥父さんと母さんにもレベル上げをさせてくれ!!せっかく異世界に来たのに、まだ何にも出来てない俺も早く強くなってチーレムしt 「あなた?」 間違えた冒険がしたいんだ!! そうだろ未来?」
「そうねー正直いろんなところに行って冒険したいわねーやりたい事はたくさんあるわ、今は弱いから静かに隠れ潜んでいるけど、強くなったら強敵をバッタバッタと薙ぎ倒したいわー」
「‥‥いや母さん安全第一だからね!!」
「うーん‥‥‥まぁいいけど」
「いょっしゃー!!」
「やったわー!!」
‥‥‥いや、そんな喜ぶか?!あのー遊びに行く訳じゃないからね?魔物を殺しに行くんだよ?
「はーー‥‥‥とりあえず明日朝一で行こっか」
「おう!楽しみにしてるぞ龍也!」
「サポートよろしくね龍也、琴遥」
==============================
魔獣:ホーンラビット
レベル:3
【スキル】
加速LV1
とりあえずコイツでいいか‥‥‥というかまた食べたいし‥‥ジュルリ‥‥。
「とりあえず父さんコイツを倒してみてくれ」
「‥‥‥なぁ龍也、コイツもしかして昨日の晩飯の‥‥‥」
「そうだよ同じ魔物だよ、一応あれでも魔物だから気をつけてね」
「うおおおおお!?マジか、絶対捕まえてやる!覚悟しろ今日の晩飯!!」
『キュッキュイ!?』
‥‥うんお父さんがすごい剣幕で追いかけるから、めっちゃ怯えてるじゃん‥‥まぁ昨日のステーキ美味かったもんなー‥‥‥ん?ホーンラビットがなんか早くなった、スキルかな?
「あ!?こら逃げんな!‥‥召喚、鉄槌!!、俺のハンマーから逃げられると思うなよ!」
グシャ‥‥‥
‥‥‥うん、まぁ投げたハンマーが頭に当たればああなるわな‥‥‥うん晩飯ゲット!!
「そういえば父さんそのハンマーなに?そんな武器召喚できたの?!」
「いやな、これ武器じゃなくて武器を作る鉄槌なんだ、どうやら俺の職業は鍛冶に使う物は、だいたい召喚できるらしい」
「‥‥‥え?じゃあ母さんってもしかして」
‥‥‥あ、ヤバいは母さん‥‥‥ホーンラビットに包丁を投げまくってる、何だあれ?ペティナイフに中華包丁‥‥刺身包丁なんかもあるな‥‥‥あ、ホーンラビットの腹に刺さった‥‥うん、母さんヤバすぎ‥‥。
「えーと母さん?大丈夫?」
「えー、龍也!今日の晩御飯ゲットよ!!」
うわー凄い楽しそう、まぁいっかこの調子でレベルを上げていこう。
「父さん、母さんどう?このレベルの魔物なら狩っていけそう?」
「おう!大丈夫だ、龍也も琴遥も後ろで見ていてくれているから安心して突っ込めるな!」
「そうね!このままガンガン行きましょう!!」
うん、楽しいのは分かったから気をつけてね?‥‥‥じゃあ次の魔物探しますか。
==============================
「父さん、母さんもう戻った方がいいんじゃない?結構、世界樹から離れたしもうすぐ夜になるよ?そろそろ帰らない?」
「そうだが、あと1レベなんだ‥‥あと1レベで10になるんだよ!絶対見つけて倒す!」
「そうねー何か9レベだと何かモヤモヤするし、あと1レベは上げたいわねー」
『ガサガサ』
「を!来たか?!未来、経験値がやってきたぞ!」
「そうね!ヤっちゃいましょう」
‥‥‥この2人はどこかの戦闘民族なのか?魔物出てきたとたんイキイキしすぎでしょ!?
『ブヒィー!』
!、コレはオークじゃないか?身長高いな!3メートルくらいあるし何だあの馬鹿でかい棍棒!とりあえず鑑定!
魔獣:オーク
レベル:7
【スキル】
薙ぎ払いLV3
繁殖LV5
説明:基本的に森に住んでいて、大体は集落を作って生活をしている。凶暴で人間は男は殺される女は繁殖の道具として、集落に連れてかれる、どうなるかは‥‥。
ちなみに肉は程よく油が乗っていて、たいへん美味である。
「父さん、母さん!そいつやっぱりオークだわ!薙ぎ払いには気をつけて!‥‥‥ちなみにこの世界ではオーク肉は、たいへん美味らしいよー!」
「なに!!コレは食べない手はないな!未来!!」
「そうね!オークも今晩の食卓に並べてやりましょう!」
‥‥‥もうなんかオークが可哀想になってきた、近距離を避け遠距離からナイフと鉄槌の雨霰‥‥‥なんて酷い事を‥‥‥あ、死んだ。
「よっしゃ今晩の肉ゲット!」
「今日は焼肉パーティーよ!」
「あのさ父さん母さん盛り上がってる時に悪いんだけどさ‥‥‥コレどうやって持って帰るの?」
「「‥‥‥‥‥」」
あ‥‥さては何も考えてなかったな、この人達‥‥。