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15、スキルとアオの進化

 あれから方針は決まり明日出発する事になった龍也達は、取り敢えず明日の準備として、入念なステータスの確認やポイントの割り振りをする事になり、みんな自分のステータスプレートと睨めっこしていた。


 

上倉 龍也(かみくら たつや)

LV21

年齢:17

種族:人間

職業:なし


【能力値】

体力:700

筋力:350

敏捷:300

耐性:210

魔耐:120

知能:110

魔力:150/150

スキルポイント:28


【スキル】

魔眼LV7  

・毒魔眼

鑑定眼LV9

環境適応LV10

思考加速LV7

魔力操作LV5

暗視LV5

身体能力強化LV5 NEW

爆発魔法LV5 NEW

・エクリクシス


【称号】

異世界転移者

試練に挑みし者

ジャイアントキリング NEW


 ‥‥‥うん、なんか色々増えてる!


 ‥‥‥とりあえずレベルが6も上がった事と、スキルが軒並み上がったって事、それにこの新しく増えたスキルや称号が気になりすぎる!!


 ‥‥‥とりあえず鑑定!


==

身体能力強化


 消費する魔力やレベルによって、身体能力の上がり幅が変わる無属性魔法。また魔力を込めれば、それだけ効果が発揮されるが、体に伴う負荷は込めた魔力に比例する

                         ==

==

爆発魔法


 名前のとおり爆発を引きおこす魔法でありレベルが上がるにつれて、威力、範囲が上がっていくので自分が巻き込まれない様に気をつけた方がいい

                         ==

==

ジャイアントキリング


 この称号は自分よりレベルが倍以上の相手を倒した時に獲得できる。この称号は持っている者は敵対している相手のレベルが高ければ高いほどステータスに補正がかかる

                         ==



 「‥‥‥あっっっぶな!?」


 龍也は鑑定で爆発魔法の説明を見て、最悪の場合自分も爆発に巻き込まれていたかもしれないと思い身震いしながら大きな声を上げる。


 「龍也どうした?」の?」


 みんなが自分のステータス画面を見ている中で、いきなり大声を出すものだから、父さんと母さんが龍也に不思議そうな顔で問いかけてきた。


 「‥‥‥あのさ、母さん」


 「何よ、そんな変な顔して」


 龍也は顔を引き攣らせながら、爆発魔法の説明を書いてあったままを伝えた。


 「実は、このまえ巨大な蛇と戦った時に最後に使った魔法あるじゃん?」


 「そういえば、そんなのもあったわね‥‥‥それで?」


 「その魔法さ‥‥‥下手したら自分も巻き込まれて死んでたかもしれなくて、危なかったな〜って思って」


 「「‥‥‥‥」」


 龍也が誤魔化そうと、まるで小さい失敗を振り返るかの様な態度で「 テヘッ! 」と言い放ち、それを聞いた母さんも父さんも信じられないものを見る目で、こちらを見たまま固まっている。


 しばらく沈黙が続き、静寂した空気の中いきなり母さんがこちらに近づいてきたと思った矢先に頭部に鈍い痛みが走った。


 「いった〜〜!?」


 「当たり前でしょ!?、なんでそんな危ない魔法使ったの!」


 「‥‥いや、正直ちゃんと説明読む余裕なんてなかったし、そんなの気にしてなかったみたいな〜〜‥‥‥感じ?」


 龍也のあっけらかんとした態度に怒りの沸点が超えたのか、母さんの顔から、フッと表情が消えて、今度はさっきよりも強く殴られる。


 「いっった〜〜!? そんな何度も殴るとバカになるだろ!」


 「‥‥‥大丈夫よ、龍也はこれ以上バカにならないから」


 母さんはそういうと、もう一度腕を振り上げたままジリジリと、にじり寄ってくるので、涙目になりながな父さんにSOSを出すが、父さんは無言で首を横に振るだけだった。


 「ちょっと、なにお父さんに助けてを求めてるのかしら?」


 龍也は殴られた所を押さえながら、にじり寄ってくる母さんをどうにかできないかと思いキョロキョロと周りを見渡し、必死に逃げ場を探す。


 「‥‥‥ね〜〜!お母さん、なんかアオが光ってるんだけど、なんか変な物食べさせた?!」

 

 遠くの方で寝転がっていた琴遥はバッ!っと立ち上がり近くで、いきなり光だしたアオを抱き上げこちらに駆け寄ってくる。


 (ふぅ〜〜、危なかった)


 アオが光ってくれていたおかげで、お説教はうやむやになり、全員の視線はアオに集まる。

 琴遥に抱き抱えられているアオは、みんなに見られて恥ずかしがってるのかプルプル震えながら今もなお光は増していっている


 「‥‥‥変な物なんて入れてないわよ‥‥‥多分?」


 「何で疑問系!?、お母さん変なの食べさせたの!?」


 「冗談よ何も食べさせてないわ、‥‥‥というよりコレって進化じゃないの?」


 ピカーーーー!!


 まるで待ってましたと言わんばかりにアオが煌々と光りだし、アオを見ていた龍也達は堪らず手で目元を覆い、その中で琴遥の目の前にだけは、アオのステータスプレートとその進化先の説明が表示されていた。





 




 

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