98 婚約後
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婚約って、こんな重たい物だったのか!今までの婚約者達が子供の遊びに感じる。
「陛下?大丈夫ですか?」
「へ、平気に決まってるだろ!」
ドキドキしているのがバレないように、俺は強めに答えた。何で男同士でドキドキしなきゃならねぇんだよ。
ウエットがイケメンでも相手は男だ。男にドキドキするはずなんか無いんだ。後でうがいしよう。
火照る頬に気づかないフリをして、そう思う事にしたのだった。これで、この国が安定するなら安いものだ。
魔王って大変だな…。何かどっと疲れた。
「お疲れ様です陛下」
「お前もな」
「陛下の婚約者になれて、光栄です」
「こんな男女のガキの婚約者になっても嬉しくないだろ」
「いいえ。陛下…ルーナ様の様な可愛い方の婚約者になれて、嬉しいですよ」
「からかうなよ!!」
こいつはイケメンの女ったらしだ!自然体のたらしだ!騙された子、何人も居たんだろうな。
男から見ても、カッコイイからな。剣の腕も良いし、頭も良いし。
「陛下からしたら、6人目の婚約者ですか?」
「そうなるなー。こっちの世界と違って、女子が希少だからな。俺だけじゃなく皆いるだろ。希少過ぎて危ないから心配でもあるけど。俺は強いから良いけど」
「1番目の婚約者になりたかったです」
「お前の方こそ彼女何人もいそうだけどな」
「私は陛下一筋ですよ」
また、この男は!!ドキッとしたじゃないか。まったく。
どこの国でも色々と問題が起こってるよな。女子希少で、女子を守らなきゃいけない。魂の分かれてしまう異世界。
魔族と人間とで争いの耐えない魔王界。どっちも俺が管理しなきゃなぁ。
まだ妖力、魔法力、霊力があるんだっけ。それも…全部?俺は考えるのをやめた。
読んで頂いて感謝!感想聞かせて貰えると嬉しみですっ
ご意見や、こんな話になったら面白いなってあったら、教えてください。




