表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら俺は美少女で  作者: 満月(みつき)
97/126

97 婚約の儀

97


「はいはい。ウエットと婚約ね」


「陛下…良いのですか?」


「もう、いいよ。そう言う運命なんだよ…」


それでは…と聖女が話し出した。


「私が呪術を唱えますので、その間に接吻して下さい」


「「え!??」」


接吻ってキスの事だよな?


「手とかで良いのですか?」


ウエットが聞いてみたが、唇と唇ですっと元気に答えられた。


マジかよ…。それは無い。男同士でキス?無い無い無い無い。


「無理!俺は中身は男だぞ!」


「陛下のような子供に接吻と言うのは…」


双方納得いかない。いく訳が無い。ハッキリ言って嫌だ。ウエットが稀に見るイケメンで、凛とした目をした良い男でも、オトコ同士のキスは無い。


「どうか魔王陛下、ウエットと接吻を。その事で魔王国の力が安定し、各国からの驚異から逃れられます」


何とか早くキスをさせたそうだ。別に初めてのキスって訳でもない。彼女がいた時期もある。


だけど…男と…。体は女だから、ウエットは抵抗無いだろうけどさぁ。中身は17歳男子だぞ!


でも…それで国が救われるって言うなら…。意識しなけりゃ良いんだ!別にディープなの求められてる訳でもないし。


「よし!やるぞウエット!」


やってやろうじゃないか。国の為ならキスくらい乗り越えてやろうじゃないか。


「陛下…」


イケメンが尊敬の眼差しで、こちらを見てくる。ウエットってイケメンだよな。脂ぎったオッサンじゃなかっただけ良しとしよう。


ウエットは膝をついて目線を合わせると、俺をふわりと抱きしめた。


予想外の行動にビクッとする。


「大丈夫です。怖くありませんよ」


耳元からウエットの声。ドキドキしてきた。いや、これはウエットに対してじゃない。きっと!


ウエットが腕を離すと、俺は「始めてくれ」と言った。とっとと済ませてしまおう。


聖女が歌のような呪文のような物を唱える。


「失礼します…ルーナ様」


何でそこで名前呼びなんだよ。ウエットが近づいてきて、俺は目をギュッと閉じた。


唇に優しい感触が被さる。そっと押し当てるように、温かく優しいキスだった。


「終了です」


そっとウエットが離れた。何だこれ。ドキドキが止まんねぇ。相手は男だぞ。意識してどうする!


男同士のキスだ。ノーカンだ。


「これで魔王陛下とウエットの婚約が成立致しました」


静かな声で聖女が言う。

読んで頂いて感謝!感想聞かせて貰えると嬉しみですっ

ご意見や、こんな話になったら面白いなってあったら、教えてください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ