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転生したら俺は美少女で  作者: 満月(みつき)
85/126

85 魔王

85


「何で俺が陛下ってのになったんだよ!?」


「我が国の聖女の予言です。今日この世界に陛下が現れると!泉に急げば会えると!見た目は金髪の幼子であると!」


「それが本当ならそうなんだろうけど、俺は面倒に巻き込まれたくない!」


それでなくても、既に問題だらけなのだ。でもこの世界に入ってから、心の奥の方で小さかった力にパワーが溢れていくのが分かるのだ。


きっとこれが、運命の糸の1つ。避けては通れない道なんだろう。


「で、さ。俺はどうすればいい訳?」


「陛下には城に来て頂いて、戴冠式を受けて頂きたいのです」


「…戴冠式??」


話がデカい。既に頭がクラクラしてきた。王子…王女様になれってか?俺が?見知らぬこの世界の?


「戴冠式を終えれば、我が国の魔王様となります!」


「は???ま、おう?」


おいおいおいおい。魔王かよ。て事は、魔力???の関係か。それにしても魔王って。


「他国が我が国を狙っています!魔王様がいらっしゃれば、均衡が保て平和な毎日がおくれるのです!」


えー…。それ俺が居ないと、戦争起きて市民が争いに巻き込まれるって事かよ。行かない選択肢無いじゃん。


「分かったよ…俺はルーナ。あんた名前は?」


「ウェットと申します。どうぞこちらへ」


俺を抱き抱えると、馬の上に乗せる。その後ろにウェットが乗り、軽快に馬を走らせた。


10分くらいたっただろうか。大きな城が見えてきた。いかにも魔王の城って感じの立派さだなぁ。


「我はウエット、魔王様を連れて戻った!」


城壁の正門に居た門番に言うと、慌てたように城門を開けた。真っ直ぐ坂道を登ると、城が近づいてくる。


「デカい…」


「貴女の城になりますよ」


サッとウエットが降りて、俺を下に下ろした。


「ようこそ、魔王城へ」


「扉もデカいなぁ」


ギギギギーと音を立てて扉が開き、そこにはメイドさんや兵士さん方が両サイドで待ち構えていた。


「「「ようこそ魔王様!」」」


全員が声を揃えて、お辞儀をする。怖い怖い怖い〜。


ここでやっとくか。気になるし。


「コマンド!」


えーっと。女神999、魔力999、妖力???、魔法力???、霊力???。魔力上がってるってー!


やっぱり、そういう事か。メニューを閉じ、ため息をつく。体の中に女神以外の、膨らんでいく力を感じる。魔力なのだろう。

読んで頂いて感謝!感想聞かせて貰えると嬉しみですっ

ご意見や、こんな話になったら面白いなってあったら、教えてください。

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