84 トラブル?
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今度こそフェアリーに会おうと、俺はザイヤ達と出会った山へと向かっていた。今度こそ山の中に居るかもしれないフェアリーに会うぞ!
朝からそれはそれは楽しみにしていた。ウキウキした様子に、メイドさんがランチとオヤツが入った籠をよういしてくれるくらいには。
それをありがたくアイテムボックスに入れて、俺は身軽に山へと入った。
奥へ進むと、洞窟が見えた。こういう所で暮らしてるのかも。勇んで洞窟へ足を1歩踏み込んだ瞬間、足は地面を感じなかった。
そのまま、ストーンと体が落ちていく。と言うか、飲まれていく。周りは闇、闇、闇。精霊の気配が薄い。と言っても苦しくは無い。寧ろ何か眠くなるような心地良さ。
意識も落ちていく…眠い…。何か心地良くて…。深淵…まさにそんな感じだ。
俺の中の力と共鳴してる気がする。どの力だろう。眠い…とにかく眠い。ゆらりゆらりと落ちていく。心地良い…まるで子供の頃の母親の腕の中で眠るように。
どのくらいの時間がたったのだろう。誰かの声が聞こえた。
「ねぇ、貴女大丈夫??」
主婦らしき女性が眠っている俺に、語りかけてきているようだ。
俺は眠っていた事に驚いた。慌てて起き上がる。
「大丈夫!ありがとー」
ニッコリと笑ってみせると、主婦は安心した様に歩き去っていった。
俺は辺りを見渡す。大きな街のど真ん中の道で寝ていた様だ。どうしてこんな所に?いつ街に入った?
身体中が感じる違和感。この街は空気が違う。まず、ジン達の気配がしない。遠くで風姫達の気配はする気がする。いつもより、物凄く遠くで。
街から離れよう。とりあえず森の方が安心感がある。結構歩いた先に森があった。そこを少し歩くと、泉があった。喉が渇いていたので、コマンドで安全性を確認後に一気に飲んだ。冷たくて、うっま!
先程ついでに出したサンドイッチを食べる。腹が減っては戦ができぬってね。ちょうど食べ終わった頃に、馬が走ってくる音が響いてきた。
その中の1人が、俺を見つけると嬉しそうに馬から降りてやって来る。
「陛下!ご無事でしたか!!」
は?何それ面倒そう。
「いや、人違いだと思うぞ?俺は大大貴族の娘であって陛下なんてもんじゃないぞ」
「いいえ!貴女は間違いなく陛下です!」
トラブルの気配がした。
読んで頂いて感謝!感想聞かせて貰えると嬉しみですっ
ご意見や、こんな話になったら面白いなってあったら、教えてください。




