80 2人の事情
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ザイヤは警戒してたけど、女子同士と言うのが良かったのか話を聞かせてくれた。
ザイヤとリヤナは下級貴族の、幼なじみとして出会った。ずっと仲良しで、10歳の時に付き合って!とザイヤから言われて、いいよーって付き合うことになったらしい。
それから16歳になるまでラブラブで、親が用意する婚約者を端からザイヤが潰していった。誰が咎めようと、リヤナは俺だけの物だと譲らなかった。
そんな2人の覚悟に、仕方ないと大人は折れた。こうして結婚間近な2人の元に、運命が襲いかかる。緑の球が空から降ってきて、キスしている2人にぶつかったのだ。
意識を取り戻すと、2人は8歳くらいの姿になっていた。慌てて親に自分達に起きた事を説明する。誰も理解出来ない。不可思議な現象。
教会の主様が2人から、地の力を感じると言い人龍になったと告げられた。それから何年経っても、2人は成長しなかった。
周りはどんどん大人になるのに。2人は国を離れ、あちこちで暮らしては移動を繰り返した。いつまでも成長しない2人に異変を感じ取られたら移動。それを繰り返してきた。
「そっか。今度は、この辺に住もうって考えてんのか。じゃ、俺ん家に来いよ!」
ビシッと親指を立てて、キメ顔で言った。2人はまたもポカンとして、俺の頭を撫でながらリヤナは言った。
「あのね、犬や猫じゃないんだから。そんな簡単じゃないのよ?分かるかしら?」
「分かってるよ!俺が頼めば家に置いてくれる!大大貴族だぞ!」
「大大貴族…貴女が??」
「だから、任しとけよ!今から紹介するから来いよ!」
ザイヤが疑い深そうに聞く。
「お前ん家、ここから近いのか?」
「山1つ向こうだ!」
「は!?嘘つくなよ!歩いてどんだけかかると思ってんだよ!リヤナがそんなに歩けるか!お前は野宿する貴族なのか!?」
リヤナの事になると反応大きいなぁ。まぁ空飛んで来たとは考えないだろうしな。
「お前ら…高い所平気?」
「「平気だけど?」」
「じゃ、行こうか!駆け巡る風よ!」
フワリと俺が浮き上がる。最近は慣れてきて、空は自由自在に飛べる。
俺プラス2人を飛ばす事も、余裕なのである。
「ジン!2人も頼む!」
ザイヤとリヤナが浮き上がる。俺とは違って、抱き上げるように包んで浮き上がらせた。
「よっしゃー!行くか我が家!」
読んで頂いて感謝!感想聞かせて貰えると嬉しみですっ
ご意見や、こんな話になったら面白いなってあったら、教えてください。




