表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら俺は美少女で  作者: 満月(みつき)
71/126

71 あらためて見る運命

71


ヒョイっとジャンプして、長椅子に座った。机にドサッと本を置き、開いてみる。


「世界が1つだった時…これか?」


世界が1つだった時、不幸を呼ぶ王子と幸せを運ぶ双子の姫が産まれた。


不幸を呼ぶ王子は、すぐに首都より離れた辺境へ送られ、双子の片方は女神と呼ばれ教育を受けた。

占いで選ばれた据え置きの王子と共に幼少期は過ぎる。


だが不幸を呼ぶ王子は、王へと返り咲く。女神を娶り、禁断の子供を産ませた。これまでの不幸を全て王宮に押し付けた。


暗黒の時代。争いが起き、あちこちで戦乱の世となった。戦いは日を増す事に酷くなり、止まらなくなり、理由なき争いが続いた。


そこで女神は禁忌を侵す。世界の要と呼ばれる聖剣を、女神の力で抜いてしまったのだ。世界は破滅し散り散りになった。女神はその場で肉体ごと崩れ去った。


「何だよ…これ」


俺が見たあの夢の様な物は…現実?引き抜いた感触も残ってる。その後は体が熱くなり真っ白になって、覚えていない。


その文書以外に、昔の文面は載っていなかった。


双子の姉…ラーファ。そして義兄のリフェラーヌ。俺はお前達の方が幸せに見えていた。自由で…最後も巻き込まれずに逃げて。


ラーファは義兄を愛していた。生まれ変わったら、本物の兄妹。苦しかったんだろうなとは思う。


「だけどさ、俺だって苦労して生きてんだよ。俺は雅也なんだ。ルーナとして生きる覚悟は…もうしたけどさ。俺は俺なんだよ」


知らないうちに涙していた。自分の運命の何と複雑な事か。そしてこの世界が1つだった時の事は運命の1本でしかない。


まだ複数の運命が巡ってくるのだろう。


「俺には容量オーバーなんだよ!」


その日は書庫で過ごした。何も考えずただ天井を見ている。そんな時間が心を癒す事もある。


美奈姉、親父…母さん…元気かな。

読んで頂いて感謝!感想聞かせて貰えると嬉しみですっ

ご意見や、こんな話になったら面白いなってあったら、教えてください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ