表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら俺は美少女で  作者: 満月(みつき)
68/126

68 ウィザと写真

68


次の日、ウィザが我が家にやって来た。アポ無しだったので、屋敷の人間がバタバタと忙しそうにしている。


婚約者だし、元皇太子だもんなぁ。周りは気を使うよな。


俺の部屋に菓子が運ばれ、お茶が並ぶ。ウィザと話す時は客間とか客室より、自室がしっくりくるような気がしたんだ。


「急に来て混乱させましたね。すみません」


全く謝ってない笑顔に、俺は苦笑する。


「で、どうしたの??」


「昨日リレンズを助けて頂いたようで…」


「いや、偶然倒れてたリレンズと会って送られたのは俺の方。送って貰えて感謝してるよ」


クスクスクス。楽しそうにウィザは笑った。そして見定めるように俺を見る。


「リレンズから神々しい力を感じました。そして、貴女に同じ力を感じる」


「へ、へーっ。一緒にいたから、何か変なもの付いちゃったかな」


「貴女が力の源です。人龍とは言え、私は風龍です。力の源くらいは特定出来ますよ。それは、何の力なのか興味があって来たのです」


んー。これは誤魔化すの無理。俺の為に精霊は何も言わないと思うけど、だって龍だもん。無理無理。


「わーった。正直に話す」


俺はあの日あった事をウィザに話した。初めて女神の力を使った、あの夜の話を。そして女神とは過去世でリーファと名乗っていた娘の、生まれ変わりである事を。


さすがのウィザも、眉間に皺を寄せて考えあぐねていた。情報量が多かったかな?


「リーファ様が…貴女。確かに気が似ているし、力も女神の物」


「ん?ウィザ、リーファ知ってんの?」


そう言うとふわりと花が開くような笑みの後に、こう言った。


「私は風龍の長だった記憶が少し残っているのですよ」


…………え


「ええええええぇぇぇぇぇ!?」


マジか。


「貴女が女神の力を完全に解放するには、変身が必要なんですよね?今、してもらえたりします?」


重要な事を、めっちゃ軽く言われたけど。まぁ俺そういうの気にしないし。


ギュッと胸に手を当てて、女神の力を集め広げる。


「…女神解放!」


力が胸から身体中に広がる。全身が熱くなり何も分からなくなる。真っ白だった視界に、ウィザが映った時に現実を理解する。


背はウィザと同じくらいか。髪は相変わらず長くて、サラサラの光の様にピカピカだ。


「リーファ様…見間違えようもない…本物の…」


ウィザの涙腺が緩み、ツーッと頬をつたった。


「ウィザもリーファだって言うんだな」


「喋らないで下さい。イメージが崩れます」


「おい、こら。他に俺はこの世界で、ラーファとリフェラーヌと言う人間にも会ったんだ」


「なっ。ラーファ姫とリフェラーヌ王子に?」


限界。そう思って。


「女神封印!」と唱えた。


みるみるうちに、ちまい自分に戻る。そのスピードで、ウィザがガッカリしていくのがムカついた。


仕方ないな…。


「コマンド!」


メニュー画面には、色々と便利機能がある。風の精霊が見ていた、変身後の自分を画面に移し、カメラ用紙に印刷を押す。メニューからリーファの麗しい姿が出てくると。


ちなみにスマホ機能らしきものも、若干搭載されて便利すぎて悪用も出来そうな機能だ。しないけどな。

メニューを閉じて、プリントしたリーファを渡す。


「ほれ、リーファの写真」


「写真!?これがですか?色がついてるしもう本人そのままじゃないですか!」


あー…カラー写真無いのか。


「それ、秘密な?誰にも見せるなよ?見せたら燃えて消えるからな?」


「約束します!」


「よし!じゃ、ここからは茶でも飲んで昔の話でもしようや」


大事そうに写真をしまうと、ウィザもそうですね、と席についた。

読んで頂いて感謝!感想聞かせて貰えると嬉しみですっ

ご意見や、こんな話になったら面白いなってあったら、教えてください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ