61 収穫はあった
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どうやら大人達による、婚約者達を結びつける会は円満に終わったらしい。
家同士の挨拶も済み、子供達に仲良くお茶をさせ顔合わせをし、ルーナに喜んで貰う作戦は大成功と言う表向きで終わった。
余りにお膳立てがありすぎて、ぶっちゃけやりにくかったぞ!いつもよりフワフワしたフリフリの洋服は、動きにくいし。
喜んでたのはシャルルくらいだ。
「大変お似合いですルーナ様」
リレンズのみ礼儀として褒めてきたが。この服でも、あぐらはかくし動きまくるし。
豚に真珠だったに違いない。いつかスカートがめくれたら、恥ずかしいと思う日々が来るのだろうか。
雅也の時、基本家ではボクサーパンツにTシャツだった。寝る時はシャツもダルくて、夏は脱いで寝てたな…。
シンプルなドレスでも嫌なのに、こうモコモコした服では落ち着かなかったのだ。スカートまくり上げたくなるだろ?よいしょと捲りあげて立ち膝をする。
それにタイツ履いてたんだし、パンツ見える訳じゃないし。俺は悪くないと思うんだ。
ウィザ以外の空気が凍りついて固まったのは、俺だって驚いたさ。ウィザはクックックと楽しそうに笑ってるし!
「何か…文句ある…?」
恐る恐る聞いてみる。
「ダメダメダメだよルーナ様!」
青い顔をしたシャルルが、慌ててスカートを戻した。
「ルーナ様は女の子なんだから!」
チェーッ。ダメかぁ。タイツはセーフかなぁと思ったんだけどなぁ。10歳の見た目のお茶目さでいけるかと思ったんだが。
「男らしくて、良いと思いますよ。クックック」
ウィザは楽しそうだ。ウィザとシャルル以外は、照れてしまったようだ。本当に申し訳ない。
アホな男のやる事だ。許せ。そして両親もすまん…。邪魔だなぁって軽い気持ちで捲っただけなんだ。
まぁワイワイなった分、皆の事が少し分かったから良かったかな。リスタは口数は少ないけど、人を思いやれる優しい奴。
レミットは世話焼きで優しい。でも時々暗い顔をする時があるのが気になる。
ウィザは婚約者の中でも年長者で、ふざけてオチャラケてるけど周りをちゃんと見てる。
ラファドは、中身はまだまだお子様だ。本人は見た目くらいの年齢になれるように努力中な模様。
シャルルは、安定してシャルルだ。
ついでに、リレンズは歳の割にしっかりしてて、ラファドともうまく遊んでいた。ウィザの行動にも目ざとく、離れると追いかけていく。
よくフラッと居なくなる事があるかららしい。苦労してんなぁ。
実のある1日ではあった。
読んで頂いて感謝!感想聞かせて貰えると嬉しみですっ
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