48 まどろみの中で
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何か…どっと疲れた。体も心も。皆の場所へ歩いて行く。
「あら、ルーナお帰りなさい」
「お母様…疲れちゃった…馬車で寝てもいい?」
「あら、元気いっぱいのルーナが珍しいわね。大丈夫?」
「うん。平気ー」
とにかく横になりたい。何もかもが重だるい。ヨロヨロと馬車に行き、ソファーに横になった。
そのまま、すぐに眠りに落ちていった…。
次に目が覚めると、レミットの膝枕の上だった。まだボンヤリとした意識の中で、レミットを見る。
自分の記憶では無い記憶の一部が頭の中を横切った。
塔の中にいる我が子のレミット。何回も何回も隙をみては会いに行った愛しい子。
昔の記憶と今の記憶が混じり合う。
「大きくなったわね…レミット…」
最後に見た時は10歳くらいだったな。あれ…私…?いや、俺は…。
「何か変な夢を見たよ」
「僕が出てきたの?」
「出てきた…あれ?りスタも居たかも…まだ…眠い」
遠い過去の記憶。その中の剣の腕がピカイチだった隊長が、りスタだった気がする。
世間って狭いな…。て言うか、これがその運命ってやつの1部なんだろうか。
何本もの運命が綺麗に結われて、1本の運命の中にいると言われた俺。
今後の人生にも、???だった所が解放されたり、色々とあるんだろうか。
今日の事はまだ序章なのかもしれない。俺がルーナになった運命。雅也としての人生が終わって、拾われた命だ。頑張って生きていこう。そのまま、また眠りについてしまった。
読んで頂いて感謝!感想聞かせて貰えると嬉しみですっ
ご意見や、こんな話になったら面白いなってあったら、教えてください。




