44 到着
44
あっという間に5人の婚約者達との、お出かけの日がやってきた。1番張り切っているのは両親だ。愛娘と過ごす時間が、相当楽しみらしい。
待ち合わせ時間の10分前には、婚約者達が勢揃いした。2台の馬車で出かける。
馬車には両親と私とシャルル。リスタとレミットとウィザとラファドは別馬車だ。あっちの馬車の空気大丈夫か?
こっちはシャルルと母親が気があったのか、可愛い物トークを繰り広げている。俺とも、こうして女子トークしたかったのかな。何か申し訳ない気持ちになった。
父親は女子トークに圧倒されて、チラチラと俺の方を見ている。こっちは男子トークでもするか?と思ったけど、大大貴族の男子と話が合う気がしない。
剣技くらいはやってるかな?
「お父様は、自分の身を守る剣の訓練とか護身術とか受けましたか?」
「あー…受けてみたかったが、危ないからと受けさせて貰えなかったよ。父さんは運動が苦手でね」
「あー…。そうなんですね」
確かにイケメンだが、筋肉はどこにも着いて無さそうだ。安心してくれ。俺が守ってやるよ。
どのくらいたっただろう。目的地に着いた。馬車からヒョイっと降りる。
「おぉースゲー」
デカイ花畑だ。シャルルや母親もキャーキャー言っている。
隣の馬車から、疲れた顔でりスタが出てきた。
「どうした?疲れたのか?」
「いや…問題ない」
そう言うと行ってしまった。レミットが苦笑いして出てくる。
「ラファドが、ずっと興奮しててね。それをウィザがからかって、賑やかな車内だったよ」
「…それは疲れそうだな」
こうして遠出のピクニックが始まった。
読んで頂いて感謝!感想聞かせて貰えると嬉しみですっ




