37 今後の事を思う
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「まぁ、とにかくヨロシクな」
「こちらこそ、ルーナ様が美しく私の婚約者である事が光栄でございます」
片手を上げ、もう片方を胸に当てて頭を下げてポーズを取る。このキザったらしいのも、冗談なんだろう。
何か…婚約者の人選…間違ってないか?それとも異世界は、こんな感じなんだろうか?それとも、俺の結い上げられた運命力の効果か?
「コマンド」
メニュー画面を開く。ウィザ、人龍の中の風龍。
間違いないみたいだなぁ。
改めて見ると、自分のスキルに驚愕した。
普通のステータスは見てなかったけど、どれもカンストしてないか?そして、?の項目がある事にも気づいた。
女神力???、魔力???、妖力???、魔法力???、霊力???。
…何だこのステータスの中の下の方のやつ。他は全て999なのに。何か…嫌な予感がするなぁ。今後の自分に何か起こるのだろうか…。
メニューを閉じる。
「どうしました?ルーナ様?」
「いや、何でもない」
「今度デートに行きませんか?」
「いや、男とのデートは…ちょっと…」
「まだ心は少年なんですね。でも、その方が面白い」
クスクスと笑うウィザ。目が笑ってなくて怖いぞ?
「あのな、ウィザ。無理はするなよ?」
言われたウィザはポカンとした顔をする。
「大貴族だろうと、好きに生きりゃ良い。生きにくかったら、逃げても良いんだ」
「…思ったより、貴女との未来が楽しみになりましたよ」
ウィザは今度は、ニッコリと本物の笑顔を俺に向けた。何か俺…余計な事を言ったか?
面倒ごとはごめんだが、あんなステータスの自分がノンビリした生活は出来ないだろう。
婚約者達を巻き込みたくないな。
出来る事なら、俺だけか…精霊の長や守護龍や精霊達だけで済むといいんだけどな。
俺が目覚めた事で、他者に迷惑はかけたくない。
ウィザが帰った後…ベッドに横になり今後の事に思いをはせた。
この先に何が待ち受けているのか。何も無いのか。
読んで頂いて感謝!感想聞かせて貰えると嬉しみですっ




