34 ルーナとしての立場
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今の所、普通っぽいのリスタだけじゃないか?1人は俺の事を母親だと言うレミット。残り2人は人龍かぁ。
「ラファドは火の人龍か?」
すると、ラファドは驚いてこちらを見た。
「何で分かったの??髪が赤いから??」
「あー。まぁ…勘だよ勘」
「へー。凄いや。それに、ルーナは僕を怖がらないんだね。嬉しいっ」
人は自分と違う異質な物を、恐れ嫌う性質がある。この様子だと、何度も恐れられたり、奇異な目で見られたりしたのだろうか。
俺の力や仲間達の事が知れたら、屋敷の人間以外には変な目で見られるのかなぁ。面倒くさ…。
「俺はラファドと、良い友人になれたらなって思ってるよ」
「えへへー。ありがと。そう言ってくれるのルーナだけだよ!」
「俺だって中身男子の変な奴だし、個性を大事にしていこうな?」
「ありがとー」
2人で握手する。友情誕生だな。婚約者だけど…。
「ラファドは龍の姿にはなれるのか?」
「うんっ頑張ればなれるよっ。すんごく疲れるけど」
「そっかぁ。いつか見せてくれよな!」
「うん!!もちろん!」
その後にオヤツを貰って、楽しく話した後に少し遊んで帰った。
帰りはラファドの家が馬車を出してくれた。夜もふけてるしな。優しい対応だ。
馬車だと、あっという間だ。あまり乗った事がないから、覇者の揺れって新鮮だよな。時代を感じる。
御者の人に礼を言い、玄関に入っていった。
「ただいまーーー」
「「「ルーナ様!」」」
「わぁっ。何だよビックリした」
ジョセがコホンと息をついて、こちらの目線にかがんで話しかけてきた。
「ルーナ様。帰りが夕暮れになる場合は、使いの者を頼んでお知らせ下さい!どんなに今日は心配した事か!」
「あー…それは…ごめんなさい。これからは気をつけるよ」
「後、ご主人様と奥方との時間を…もう少し取って差し上げられませんか?」
「うーん…。分かったよ」
「後、明日婚約者のウィザ様が挨拶にお見えになります」
「ウィザ!?」
今日知った名前!もう1人の人龍!明日お目見えかー。どんな人だろう?
見た目はラファドと同じくらいだと思うけど。中身はどうなんだろうなぁ。
とりあえず人龍について、語れる相手だと良いなぁ。それなりに世界の知識がある人。
ラファドはその辺の話はしたくないみたいだから、聞きにくいんだよなぁ。
明日も楽しそうな1日になりそうだ。
楽しんで頂けたら嬉しいです




