27 突然の出会い
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次の日も、森に行く事にした。どうしても、もう1度あの龍に会ってみたかったのだ。あの美しき銀髪の青年に。
彼は昨日と同じ場所にいた。何をするでもなく、ボーッとしている。話しかけようと近づこうとした時、耳元で声が聞こえた。
『ルーナ嬢、余り近寄らない方がいいわよ!』
『そうですわー。ハズレ物ですもの』
『あの…放ってあげた方が…』
『どちらでも良いがなぁ』
急に目の前に赤と緑と水色と白い球体が、クルクルと俺の頭の周りを回りながら口々に言ってくる。
よく目をそらすと、妖精の羽がついた4人の小さな女の子?だった。
「あの?君達何?」
『私は華燐という名じゃ!この世で最も強き精霊の長である。他の輩も長をしておる』
「精霊…すげー」
『我は風姫。風の長だ』
『ワタクシは水貴。水の長である』
『わちは、緑歌。緑と大地の長…してますっ』
「あ、俺はルーナ。ヨロシクな!て、君達の姿は誰でも見えるの?」
案外精霊と人間が、仲良く暮らしているのかもしれない。そう思って聞いてみた。
『力の強い奴にしか見えねーよ?』
『我らはそなたが目覚めた時より決めたのだ。お主の友として付き従おうとな』
「へ?あー友達になってくれるって事か?何か面白いな異世界!喜んでお願いするよ!でも、何で俺?」




