23 ラファド
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次の日。昼前にラファドはやって来た。
昨日はバタバタしていて、よく顔を見てなかったがラファドもイケメンだなぁ。
赤い瞳に赤いウェーブのかかった赤い髪。真ん中で前髪を分けて、おでこには何か布を巻いていた。スカーフか?
椅子に座りながら、足をブラブラ体をユラユラ。
「ラファド。菓子うまいぞ?」
「食べていいの?ありがと!」
ご機嫌で目の前の菓子をほうばる。あれも美味しい、これも美味しいとご機嫌だ。
「なぁ、ラファド?」
「なぁにーー?」
「今何歳だ?」
「9歳ーー」
ラファドの付き添いが、ラファド様!!と青い顔をしている。
「あ!!15歳だよー。今のは嘘ー」
そうか、9歳か…。小学生じゃ仕方ねぇよなぁ。俺も見た目は10歳だが本当は17歳だ。
人龍と言う事実は、隠さなければならないとか掟でもあるのだろうか?このまま成長しない。いずれはバレると思うのだが…。
魔法で成長を止めている!とか言い切ればいけたり?俺もただの女子として…過ごせたら過ごしたい。
出る杭は打たれる。争いは好まない。大きな力は、怯えや恐怖心等を産む。
…ただ、運命の糸がたくさんあると言われた。それが編み上げられたようなものだと。
もう既に巻き込まれているのかもしれない。




