22 新たな発見
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「僕ラファドです!ルーナ様の婚約者の1人です!わぁ、嬉しいなぁ」
両手で俺の手を握り、ブンブンと振り回す。
「助けてくれて、ありがとう!運命かなぁ」
…可愛いかよ…。
見た目より幼い……ん??
ラファドを良く見ると、何か他の人とは違う強いオーラの様な物を感じる。
「コマンド!」
世界は止まり、メニューが開く。
ラファド…っと、これか種族…人龍??そんな種族ゲームでも聞いた事ないぞ?
更に調べていく。ネットサーフィン気分だな、これ。
人龍とは━━代々適性者である人間に、世界を安定させる龍の力を宿された者。人より長く生き、龍より短い人生を生きる。龍に変化も出来る。地、水、風、火、雷が存在を認知されている。尚雷竜のみ寿命が短く、人の3~4倍と言われている━━
なるほど???
先代が役目を全うした時に、力が移るとされ赤子から老人まで宿され見た目は若者になるっと。
ラファドは見た目より幼いのか??異世界何でも有りだな。苦労してるのは俺だけでは無いらしい。
メニューを閉じ時が動き出す。
「あの、今度ルーナ様の所に遊びに言っても良いですか!?」
「ラファド!失礼よ!ルーナ様、もしよろしければ、明日息子に時間を割いて頂けませんか?」
「あー、はいはい。大丈夫ですよ。俺…私はそろそろ帰りますから。待ってるな、ラファド」
「うん!!楽しみ!」
満面の笑みが眩しい。お前がルーナになるべきだったんじゃないか?
「ルーナ様大丈夫でございますか?」
俺の馬車で付いてきた護衛の人が、慌ただしさを感じ駆けつけてきたらしい。
遅くね?サボってたな…
「大丈夫だ。婚約者さんと会ったんで談笑してただけだよ。帰るぞ〜」
「はい!」
今、安堵のため息をつかなかったか?変な姫さんのお守りなんて嫌なんだろうなぁ。
チート能力とオヤジに習った武術や剣技で、負け無しな自分の未来しか見えないが。
俺は急かされるように馬車に乗り、帰路に着いた。




