表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら俺は美少女で  作者: 満月(みつき)
2/126

2 ここはどこ?

2

「ん………」


瞼が重い。体も重くて動かせる気がしない。


「ルーナ!ルーナ!」


男女の声が誰かを呼んでいる。俺はそんな人…知らないぞ。良いから俺を何とかしてくれないかな。


何でこうなったんだっけ?ボンヤリした意識を奮い立たせて、これまでの事を考える。


あー…女の子を助けたんだっけ。俺はトラックに跳ねられて…。んー、その女の子が同じ病室でルーナと言う名前なのだろうか?


俺の家族は?体…動かないのヤバくないか?

でも瞼は開きそうだ。


目をそっと開ける。予想に反して、天井が白くなかった。水色の天井に花の飾りが施されたシャンデリア。


病院…じゃないのか?それとも金持ちだけが入れる特別病棟とか?


「ルーナ!目を覚ましたんだね!」


「ルーナ!ママよ?分かる?」


声の方に目をやると、夫婦…だろうか?若い2人がこちらに向かって話しかけている。

逆側を見たが、そちらはピンク色の壁だった。


誰もいない?なら、この2人は俺に話しかけているのか?


どうにか声を出そうとする。


「……あ…の」


その声に自分で驚いた。耳に響く自分の声が、自分のものでは無く。もっと高く幼い感じに聞こえたのだ。


「だ…れ」


か細い乾いた女の子の声。それが自分から出ている事に驚愕する。


「大丈夫よ、ルーナ。今ナナが説明をしに来てくれるから。今までの世界と違ってるけど、安心していいのよ?」


どこのどの辺に、安心要素があるのだろうか?今までの世界と違う?何を言ってるんだ?


だが先程の声…俺の声じゃ無かった。不安が胸を押しつぶす。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ