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転生したら俺は美少女で  作者: 満月(みつき)
123/126

123 よし、そうしよう!

123


子ギツネの方を見ると、青くなって固まっていた。


「お前⋯元の姿に戻ってくれ。何か不愉快」


「は、はいっ!」


ボワンッと煙とともに現れたのは、子ギツネだった。


「お前⋯名前は?」


地紗(ちさ)です。魔王様」


「女の子か?」


「は、はい」


「とりあえず本来の人型になって貰えるか?」


「はいっ!」


またボンッと変身した。


金髪のボブヘア。俺に変身して人を騙そうとする、勇気とか度胸とかは感じられなかった。


普通の大人しそうな女の子。


「何でこんな事をしたんだ?」


「魔王様が現れた事で、妖怪達が身の危険を感じて暴走しそうなんです」


「あー⋯なるほど?」


「魔王様は不在の日が多いと聞きまして⋯成り代わって妖怪の良さとか、魔王国に入らなければ何もしないって訴えかけようと思って⋯」


「か弱そうに見えて、大胆だなぁ。妖力も余り無いのに」


妖力なら天白(あまはく)の方が断然強かった。妖怪は連携が取れてないって事か?


「地紗は他の妖怪と、一緒に行動したりしてるのか?」


「基本我らは群れません。一緒にいても、争いの種しか生みませんから」


今回の魔王乗っ取り大作戦は、地紗の単独行動か。


「陛下、この者いかがいたしましょう?本来なら死罪が妥当な所ですが」


ウエットの言葉に、千紗がヒュッと息を飲んだ。確かに⋯。魔王に変身して、乗っ取ろうとした事実。


第2の偽魔王が、俺のいない間に現れても困るのだ。見せしめは必要かもしれない、が⋯。


どうしたもんかな。んーー。良し!火種にはなるかもしれないが、力を示すには良いかもしれない。


「よし!千紗はサクッと首切って死罪だな」


俺は満面の可愛い笑顔で、そう言ってのけるのだった。気絶する千紗と支えようとするウエット。垣根で話を聞いてたラバーが飛び出してきた。


「マジで?」


「マジのマジ。処刑は大々的に広めて、明日の正午に決行な!」


お知らせのビラはバッセとヴァルクに頼んだ。そろそろ命令の一つもしてやらないと、ヴァルクは勝手に動きそうだ。

読んで頂いて感謝!感想聞かせて貰えると嬉しみですっ

ご意見や、こんな話になったら面白いなってあったら、教えてください。

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