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転生したら俺は美少女で  作者: 満月(みつき)
112/126

112 合流?

112


その数時間前の事。


「陛下ー!陛下ー!」


ウエットが焦って、あちこちを探し回っていた。一緒に連れてきた部下達も魔王陛下ー!と辺りを探し回っている。


ここに現れると聖女が言っていたのに!来た時には誰も居なかった。聖女が間違える訳が無いのだ。


ガサガサっと草がなる音が聞こえた。そこから、ひょっこりと顔を出したのはルーナだった。


「へ、陛下!良かった!ご無事ですか!?」


「うんっ。私は全然大丈夫だよー」


「本当に良かったです。お探ししたのですよ」


「ごめんね、ウエット〜」


ルーナが抱きついてきた。驚愕しながらも抱きとめる。


「陛下?」


「ウエットに会えなくて、私…淋しかった」


キュルンと上目遣いではに噛む。可愛い。可愛いのだが?


「何かありましたか、陛下?その…ちょっと様子がおかしいような?」


んー?と考える仕草をした後に、ニッコリと笑顔を作った。


「向こうの世界で色々とあったからかなぁ?そんなに変わった?こんな私は嫌い?」


「い、いや。滅相(めっそう)もございません。陛下は変わらず可愛らしいですよ」


ルーナは満足気に頷いた。


「ねぇ。私…ウエットが好きだって気づいたの。城に戻って少ししたら…結婚したい」


「けっこ!?」


固まるウエットである。落ち着け!落ち着くんだ!異世界で、体の性別に寄る何かがあったのだろう。


「へ、部下の目がありますので…」


「そっか。ごめんなさい」


シュンとした顔をしている。可愛い。前の陛下も可愛かったが、今の陛下も可愛い。いや、これが陛下の本来の姿なのだろうか。


「さ、馬車にお乗り下さい。城に戻りましょう」


「そうね。皆、元気かな〜」


お優しい陛下。陛下…なのだが、違和感が拭えない。人は変わるものだ。陛下にも何か心が動く出来事があったのかもしれない。


そして馬車はルーナを乗せて城へと急ぐのだった。

読んで頂いて感謝!感想聞かせて貰えると嬉しみですっ

ご意見や、こんな話になったら面白いなってあったら、教えてください。

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