106 一緒のクラスに
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両親も心配していたようだ。友達は出来たか聞かれたが、誰とも話さなかったと言ったらシュンとしていた。心配かけたか?
「俺は1人の方が好きだから、今の状態は楽でいいよ」
「そう?何かあったら言うのよ?」
「飛び級とか出来ないの?今の授業簡単すぎて、つまんない。リスタ達のクラスに入れるし」
「あらあら。うちの子は優秀ね。今度先生に話してみるわね」
上手くいくと良いな。退屈すぎて死ぬ。毎日とかウンザリだ。その後母親の説得で、テスト実施。高校生以上の頭脳と判定され、人付き合いを学ぶ為と、リスタ達と同じクラスに入れられた。
他の生徒は興味津々だ。背の関係で1番前だから、後ろからの視線が刺さりまくる!可愛い〜と男子の声。
このクラスに女子はいない。学校内に俺入れて2人らしい。さすが希少価値な女子だ。ぜひ会ってみたい。
だが危険で怖いと、学校には来てないらしい。家庭教師をつけているとか。何なら俺も、そっちのがいいが。今しか学校生活は無いのよ!なんて言われると、反論しにくいのだった。
チラッと振り返ると男男男男男男だ。ガリヒョロからマッチョ、普通そうなやつ。後はイケメンの俺の婚約者達だ。シャルルはイケメンって言ったら怒るだろうが。可愛いと言われたいらしい。
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