105 初登校
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ルーナの近しい人間は美形ばかりである。それを見慣れているルーナは、自分も普通顔だと思っていた。
なーんか小学生だった時の事を、思い出すなぁ。もう一度やるとは思って無かったが…。
文字も現世界の文字と違うが、読めるし書ける。これもチート能力か。
さすがに17歳で10歳の問題は、退屈であくびが出る。多分勉強出来るのもチートなんだと思う。
授業が終わり、休み時間になる。皆は遠巻きにしてる感じで、話しかけてこない。
ガラガラとドアが勢いよく開いて、シャルルが飛び込んで来た。
「ルーナ!学校どうだった!?虐められたりしてない?」
「転校初日の初めての授業後に、虐める余裕は無いと思うぞ」
「何かあったら、すぐ行ってね!」
リスタとレミットも入ってきた。
「どうだ?」
頭をポンポンしてくる。
「問題ない」
「ルーナは可愛いから心配だよ。何かあったら、僕に言うんだよ?」
レミットも心配してくれているようだ。
結局クラスの人間と話す事は無く、1日は終わった。やっぱり見た目や大大貴族って身分は、話しかけにくいものなのだろう。
かと言って、別に友達作ろうとは思わない。自分から動く事も無い。卒業試験とかして、飛び級できないかなぁ。
こうして1日目は過ぎ去っていった。
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