前へ目次 次へ 49/71 うるさい 花屋は失恋した。 永遠の別れという形での失恋。 隠れ家一同は、花屋が片想いしていた人を失った痛みからか、花屋へ激しく同情し、皆が皆、花屋を気遣い過ごしていた。 「花屋、体調は?」 「花屋、元気?」 「食べたいものとかある?」 「したいこととかある?」 「花屋の好きそうなもの持ってきたよ」 「花屋はこのお洋服好きだよね」 「ねえ花屋」 「花屋はさ」 「好きな人が」 「実在して」 「手で」 「身体に」 「直接触れてただけ」 「それだけ」 「救われてるよね」