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私は学校生活を普通に過ごしたい  作者: 八木 壮一郎
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私は学校生活を普通に過ごしたい

 今日は過ぎ去って行く青春の中のひと時のお話


 「人気がある人間は99%の努力をして1%の栄光を得る、しかし評価が下がる時は見えない努力までも否定される。そう思うでしょ?」


「確かにそれは言えなくもない、自分が積み上げて来たものを一度の失敗するだけで袋叩きにされ、同じ苦労もしてない野次馬に土足で踏み荒らされて否定される。

気分が悪くなる話だ。」


「しかし、どうしようもない過ちを犯した場合はどうなります?許したくても世間が許さない状況だと仕方ないのですかね?」


「まぁ繰り返しやれば救いようがないのだろうな。

それで、この惨状は?」


雪のようにばら撒かれたチョークの粉が舞っている部屋の中で堪忍袋の尾が切れそうな声で部屋の中央に立つ粉まみれの青年に話しかける。


「粉塵爆発の実験をしたら、失敗しました。

チョークの粉と部屋の空気の割合が上手くいかなかったようです。」


惨状を生み出した張本人による言い訳を述べた後、部屋の持ち主である男は自分の心情を最低限の言葉にして言った。




「お前はここから出て行け」



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