第六十三話 新しい家族
ルーバの救命と保護のお礼にと創造神様からも加護を貰う事になった。自然神ロメーロ様から【自然界との意思疎通】という能力を貰えていたらしく、別の能力をくれると言う。具体的には新たな物を作り出す能力が主らしい。ちなにみ自然界との意思疎通とは動物や植物、精霊さま達と会話が出来ると言うことらしい。そう言えば何の説明も聞いていなかった事を思い出し聞いてみた。
創造神様が見せてくれた俺の能力はこんな感じだ。
氏名 チョコラ
年齢 24
能力 再生・創造・生産・魔力付与・自然界との意思疎通
適職 能力を生かす職すべて
魔法属性 聖・光・火・水・風・土・空間・精製・成型
能力レベル 無限
チート 自然神ロメーロの加護・創造神の加護
従魔 神獣シルバーウルフ・神鳥フェニックス
神鳥フェニックス? 従魔にシルバーウルフとフェニックスって……ルーバは分かるけど、フェニックスって見た事も無い。どう言う事だろうと聞いてみた。創造神様が言われたのは既に俺の家に遣わせているらしく、戻れば判るとの事だった。
フェニックスの涙は全ての物を再生・復元する力を持っており、すべての命有る者でも魂が抜けてから3分以内だと蘇生もできる。また、羽は魔力を増幅させる力が有ると言う。そして鳴き声は広範囲を浄化し、癒しの効果があり今のところ人間界で使役している者は居ない。
「申し訳ないですが、そんな恐れ多い神鳥を預かるのは……」
「気にすることはありません。そなた以外に見える事はありません。悪意あるものに利用されることもありません。それと餌も要りませんから心配はご無用ですよ」
「はぁ……」
「それに既に遣わせた後です。どうかお世話をしてあげてください」
なんだか押し切られた感じも有ったけど、せっかくのご厚意なので素直に受ける事にした。
創造神様との会見を終え、気が付いたら店に戻っていた。そして頭の上に何かが止まったので両手で捕まえ見たらモズのような灰色をした鳥だった。きっとこの鳥が神鳥フェニックスなのだろう。おとぎ話に出てくる綺麗な色をしたフェニックスとはまるで違うけど、俺の目を見つめていた鳥はこれからよろしくと言わんばかりに『ピロ~ッ』と一鳴きした。そのとたん家中がキラキラ光り出した。まるでダイヤモンドダストの中に包まれているようだった。その光は直ぐに収まり寂しくも感じたが、なんだか心が洗われたような気分だった。そう言えば創造神様が鳴き声は広範囲を浄化し、癒しの効果があると言っていた。まさにこれがその効果なんだとしみじみと感じたのだった。
「こちらこそよろしくね」




