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閑話




とある死世界…




死世界とはその世界に一切の生物が居らず時間すらも停止している世界の事である…



そんな世界に突如‘人’が2人現れた…



 

龍司と天神である





「ここは97番死世界だ…」

「ここがそうなのか…」

「あぁ、ここなら全力が出せるだろ?」




ニヤリッと笑う龍司に天神はすぐさま距離をとる…が、




「忘れたか…時すらも意味をなさぬ死世界において、距離など意味をなさないことを」



「気分だよ…気分」



「ふん、まぁ良い。じゃあやるか?」

「あぁ…」




瞬間、世界に緊張感が走る…




「覇気、完全解放…」

「リミッター4…解除」



圧倒的な力が2人から迸る…




「「我、求めるは…」」




各々の目の前に球体が現れる…その玉は覇気を圧縮したものであり、覇者同士の一手とは、この玉のぶつかり合いで決まる。

何故ならこれは、覇気の瞬間放出、制御、圧縮など基本全てが凝縮している…つまり、これは基本技の集大成である





その名は…




「「“覇者の魂”!!」」




互いの力の塊が真っ向からぶつかり合い削り会っていく…が、拮抗したのは僅か数秒…呆気なく天神の玉は撃ち破られた。




「チッ…やっぱりでかい差があるな…」



ドォォォォォ…ン



龍司の放った玉が天神にぶち当たった…



「龍司、手加減したろ…」

「仕方ないだろ…完全解放は奴らしか耐えられんしな…ま、耐えたとしても動けんだろうしな」

「だがな…」

「安心しな…わざとだから」

「わざとかよ!」

「まぁ…『千天晩歌』見せてやるから」

「自分が撃ちたかっただけだろ…」

「…そうともいう」

「はぁ…オッケー…リョーカイだ。魅せてもらうよ」




ニヤリッと龍司は笑うと天神に背を向け…



自身を中心に複雑な球体の魔方陣を描き出した…




「我は願う静寂なる時を…


 我は望む世界の終末を…




 故に詠おう…




 今世を終わらせるために…




 故に吟おう…




 全てを終わらせるために…




 


 『千天晩歌』」





刹那に放たれたのは覇者の称号をもってしても、絶句するほどの力。

眼で観ることは叶わず、僅かに感覚にて捉えることが出来るのみ…




「あー…ヤバイな…リミッター4状態で撃ってしまった…」


「何かマズイのか?「みろ…」…げ!…マジで世界が終わり始めてやがる!」



2人の先では闇すら無にしている虚空が迫って来ていた…



「とりあえず、戻るか…」

「あぁ…」

「帰ったら…この世界との繋がり消すか…メンドクサイが仕方ない…」

「いや…自業自得だろ…」

「はぁ…だるい…」



龍司が扉を作り出し2人は扉を潜り戻った…




そして…






「ミヤナリ様の加護が…消えた…」

「!?…死んだのか?」


ミーナが驚きルーカスが訊ねていた。

それに対し天神が


「いや…負けただけだよ…例え、模擬戦であろうとも我ら覇者同士の勝負での負けは全ての絆を失うからな…」


そう答えた…




覇者同士の戦いを描いてみました…


文章力がもっとあればと思う今日この頃…



何かと忙しいですが…今年中にアルバロス王国編は終わらせます。


後1、2話くらいかと…


…終わらせられるかな?




終わらせられたらいいな…

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