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幕間 憎しみの唄
下の悪魔の役目とは
人と世界を憎むこと
しかし『上げ』られし悪魔には
憎しみを生み出せぬ
やがて現れる心には
小さな光が静かに灯る
＊＊＊
『ちょっとあんた！！待ちなよ！！』
『ああん！？ふざけんな年増！誰が待つかよ！！』
『…誰が年増だってぇ！！？待ちな、このクソ餓鬼がっ』
『ばーかばーか！！！』
『ちっ…逃げ足ばっか速い餓鬼が…おや？』
『おーいおばちゃん、坊やを見なかったかー？』
『だっれがおばちゃんだ！ったくどいつもこいつも…餓鬼なら向こうへ行ったよ』
『悪い悪い。やれ、坊ちゃんが迷惑をかけたなぁ…って、これは…』
『…気付いたかい？何年ぶりだろうねえ…この唄を聞くのは。罪人はどんなやつなんだろうねぇ…』
『さあ…とんでもないやつだろうよ。なんせ
あの"憎しみの唄"を歌わせられるくらいなんだからな』
