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機械の君を愛してる  作者: ラード
6/8

5話 奇妙な三角関係

「それって私みたいな!?」


 「………………」


 その時確かに教室内の時間は止まり……空気が絶対零度まで低下した。


 「えっ⁉冗談だよ!?なんでみんな固まってるの?」


 自分の発言の破壊力に気づいていない愛花さんは焦りながらみんなのことをキョロキョロ見ている。


 考えてみてくれ、ヒューマノイドだとはわかっているものの、超絶美少女が冗談でも私がタイプなのかと聞いてくるのだ!そんなの!馬鹿な男ならその流れで告白してしまうほどの破壊力なのだ!


 「むむむ……アイアイ中々やりよる……」


 一番最初に静寂から解放……いや!多分こいつは元から静寂なんかにとらわれていないのは麻昼であり、頬を膨らませながら愛花さんを睨んでいる。


 いや……静寂に囚われていないのがもう一人いた……その張本人である勇翔は黙々と弁当を食べていた。


 「お前らほんとにマイペースだな!特に勇翔!お前は男なら少しはダメージ受けたらどうだ!?」


 俺もマイペース2人を見ていたら馬鹿らしくなってきて静寂から解放された。


 「俺は麻昼一筋だから今更他の女にはなびかない。」


 「そうですか~ほんと勇翔はロリコンだなぁ~」


 「勇翔ごめん……私には一夜という彼氏がいるから……あと一夜!私はロリじゃない!大人の色気ぷんぷんの16才!!」


 「誰が彼氏じゃ!誰が!!それに麻昼のどこから大人の色気がでるんだよ!」


 「えっ!?ええ~!!3人って三角関係なの!?」


 俺らが言い争いをしていると愛花さんが突然大きな声で驚きだすので俺らは愛花さんの方を向く。


 「あぁそうだな……」


 「私が可愛すぎるばかりに……私って罪な女……」


 「麻昼が勇翔を好きになれば万事解決だけどな!!」


 「それは一夜がこの世にいる限り無理!」


 「一夜!俺ら親友だろ?俺の為に死んでくれないか?」


 麻昼の発言を聞いた勇翔は本当に俺の首を絞めてくる。


 「三角関係なのによく3人共仲良くできるね!」


 「愛花さん……それ……今の状態で言うことじゃないから!!」


 愛花さんは僕らの方をニコニコしてみながら言うが、絶賛今勇翔に首を絞めらえているわけで、案外愛花さんは天然なのかもしれない。


(ざわざわざわ)


 その後俺は何とか勇翔を振り払い、すると教室がざわつきだしたことに気づいた。


 俺は何事かと周囲を見渡すと周囲の生徒たちは会話をしたり教室外に遊びに出て行ったりしていて、お弁当を開いている人などいなかった。


 俺はその光景に1つの答えを出し、恐る恐る黒板の上にある時計を見る。

 

 「やばい!もう昼休み半分もないじゃん!」


 愛花さんという新メンバーが来たことで浮かれ過ぎたのか、学生にとって一番大切な時間である昼休みがもう半分もなかった。


皆様、私の作品を読んで頂きありがとうございます。


そして!この作品に評価、ブックマーク登録をして頂いている方、本当に感謝感激です。


評価、ブックマークを頂けると、作者のモチベーションが爆増します!


ですので、この作品をもっと読みたい!作者に頑張ってほしいという方は評価ブックマークして頂けるとありがたいです。

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