プロローグ
医学!それは病気や怪我の原因を科学的に学び、生命や健康の維持を追究する学問である。
古代から医学は人間の生活と共に発展しており、203X年医学者の山井 治が「未来永劫医学によって治らない病はない!」と宣言し、(Future Cold System(略称FCS))が開発され、当時の医学では治せなかった難病者をcoldsleep状態にして保管する施設が導入された。
それから10年がたち、初めてのFCSからの難病治療を成功させ、一人の女性が難病から命を救われたというニュースはとても話題になった。
だが、それから一年後に彼女は亡くなってしまった。
死因は病気ではなく、自殺だった。
5歳から難病認定をされ、ずっとベットの上で生活をしていて10才でcoldsleepをした少女が10年後の未来で20歳になった彼女が社会や周囲の人間になじめるわけがなかった。
その事件があり、政府と精神科医である安丸 心と山井 治、それに株式会社RMの協力によって事件の再発防止のために作られたのが、Person with incurable disease・Humanoid・Agency・Experience・System(略称PHAES)(和略難病者経験代行ヒューマノイドシステム)が開発され、現在政府によって何件かの実証実験が行われている。
私たちは、沢山の難病者達が色々な出会いや経験を経て、無事に社会に適合できる人間になれることを強く望んでいる。




