表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/15

成果

あれからまたしばらくレベリングをして、レベルは36まで上がった。


トカゲもどきを中心に狩りつつ、他にもいろいろ試してみた結果、何種類か狩れる獲物が増えた。


まずは、草だ。

意味が分からないのだが、この洞窟の中には自立して動き回る植物がいた。


うねうねと体をくねらせながら歩いている草がいたので試しに火をつけてみたら、面白いように燃えたので獲物リストに追加しておいた。


次に、ネズミだ。

こいつも結構個体数が多そうな種族だ。

群れで行動していたので燃やそうとしてみたのだが、動きが早くて半分くらい逃げられてしまった。


逃げ遅れた半分くらいを灰にするに留めて、逃げたやつを追うのはやめた。


鬼火の燃え具合的に雑魚狩りの効果の対象っぽかったし、逃げ回るやつを追いかけ回すのは効率が悪い。


最後に、カエルもどきだ。

こいつは表面がぬめぬめしていて、炎の通りがあまり良くなかった。


根気よく燃やし続けていたら、最終的には表面がカピカピに干からびて力尽きていたが、倒すのに時間がかかるのは難点である。


ただし、経験値効率はかなり良さげで、初めてこいつを仕留めた時はレベルが一気に2つ上がっていた。


他にも、蜘蛛なんかも相手にしてみたのだが、こいつは倒せなかった。


表面がふさふさの毛に覆われていたのでよく燃えそうだと思って攻撃したのだが、表面の毛を焼き尽くすと中から厚そうな殻が出てきてしまったのだ。


しばらく燃やそうと頑張ってみたのだが、蜘蛛はまるで平気そうな様子でどこかに去っていった。


私には蜘蛛に見えていたが、殻があったしもしかしたら蟹だったんだろうか?


ほかに特筆すべき点と言えば、スライムを飼い始めたことだろうか。


飼い始めたと言っても、特に何か面倒を見ているわけではない。


いつものように狩りをしていると、後ろをくっついて回るようになったスライムがいた。


スライム一匹燃やしても経験値なんてたかが知れていると放っておいたら、いつの間にか2匹になっていた。


増えたな、と思いながらもそのままにしていたら、気づいたら3匹になっていた。


ぴょこぴょこと後ろをついてくるスライムがなんだか可愛らしく見えて、そのまま連れ歩くことにしたのだ。


ちなみにスライムは尚も増え続け、今は20匹以上になっている。


スライムの行列が後ろをズルズルとついてくる構図がなんだか面白くて、すっかり気に入ってしまった。


これからはもうスライムを狩るのはやめにしよう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ