表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/29

『ソヴァ皇太子殿下、本当のことでしょうか。

 殿下に結婚のお話が持ち上がっているというのは。

 情報通の使用人が噂しておりました。噂によるとお相手は隣国の王女様だとか。

 であるならば、政略結婚でございましょうね。

 心中お察しいたします。皇太子というお立場では、お国の都合が優先されてしまうのは致し方ないこと。とはいえ、真実の愛はけして消えないのだということを覚えておいてくださいませ。私の胸には殿下への愛がごうごうと燃えさかっております。

 きっと殿下の胸にも、いえ、他の男に嫁いだ女がこれ以上書いてはいけません。

 燃えるといえば、焼き畑という農法があることを最近知りました。新しく開墾するために森林と草ぼうぼうの草原をウドゥンが燃やしたのです。穀物を植える予定だそうです。

 草が悶えるように燃える様子は、貴方への思慕で身を捩った過去を思い起こしました。

 ところで、先日お送りしたキュウリとトマトの味はいかかでしたか。燃えあがるソーキより』

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ