詩 災の星と過去になる今
「私達はただ見ていることしかできなかった」
「そしてただ逃げ出すしか」
宇宙に橋をかけて
逃げ出す
崩壊する星 思い出にしまうの
ぼろぼろになって かけらになって
目の前で 崩れていくから
色がきえていく
形がなくなっていく
今って
こうやって過去になっていくのね
なにもかもが
記憶の底に沈んでいくわ
まだ アルバムなんて言えるものにはなっていないけれど
ここにある現実じゃなくなっていく
「着の身着のまま はだしのままで」
「突然すぎて 何も言えないわ」
「どうして こんな思いをしなくちゃならないのかしら」