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小学生が上級生お姉さんに誘われ将棋を習い始めました  作者: 水無月 右京
第1章 小学生編(将棋との出会い)
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第2話 学校で流行

はじめまして、初めて執筆します。

将棋を知らない方をターゲットにしています。

将棋の「何を考えたらわからない」に着眼し、【1手指すことに何を考えているのか】を表現していこうと考えています。


将棋はゲームです。勝てば確かに気持ちいいです。

ですが、勝ち負けに越える面白さもあることをお伝えできれば、と思います。


細かい戦略はプロの方にお任せいたします。

どれくらい月日が流れたのだろう。

ある暖かい春の日のことだった。

それは、いつものようにママが保育所へお迎えにきて、妹と3人で一緒に家に帰った時だった。


「今日から違う家に住みますからね」


何やら騒がしい感じがしたが、お泊りだと思ってとてもワクワクしていた。

母親の準備が終わったようで、すぐに車に乗り出した。


新しい家で、温かいお風呂においしいごはん。

この時間では、いつも通りの3人だ。

でも、とても気になったので母親にこう聞いた。


「ねえママ。おとーたんは?」


そこから父親に会えなくなった。


――――


それから僕は小学生になった。

新しいランドセルに新しい教科書やノート。

広い教室、友だち同士での登校など新鮮なことがいっぱいで心の躍動がやまなかった。


学校、学童、塾と目まぐるしい毎日を過ごしていた。

毎日が充実していた。飽きなかった。

初めての通知表はみんな「よくできている」に〇がついていたが、僕自身、普通だと思っている。

2回進級し、初めてのクラス替えも経験した。

2年生までの友だちとクラスが離れる寂しさや、新しい友だちができる楽しさを知った。

夕ごはん前のアニメが何よりの楽しみだ。


そんな日常のとある日のことだった。

クラスメイトのひとりが将棋を持ってきた。


「将棋やろうよ」


この一言から、クラス内で大流行した。

学校にゲームや漫画をもってこないように注意をされていたが、先生も将棋に関しては、持ち込んでいても怒らなかった。

意外なことにクラスの1/3が将棋のルールを知っていた。

知らなかった子も友人に教えてもらって覚えていた。


僕も昔父親と遊んだことはあっても、ルールはよく知らなかったので友だちに教えてもらった。

その時に初めて知った。

駒の動かし方と「玉を詰ませたら勝ち」だということを。


父親に教えてもらったルールは「駒の並べ方」「順番に指す」「将棋は会話」のこの3つ。

なぜ、勝ち負けについて教えてくれなかったのだろう。


その中の友だちとの一戦。

他の友だち同士の対局をいくつか見ていたので、最初は歩を動かせば良いと考えていた。

なので、先手番の僕は「2六歩」と飛車先の歩を伸ばした。



御覧いただきありがとうございます。


私では気づかない、拙い表現などご指導いただければ、とても嬉しいです。


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