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荒唐無稽ビビッドハイスクール!  作者: SAI-X
第十五話『2年生になったら』
86/88

#85


 さて、ホームルームのときの話になるんだが驚くべき出来事が起きた。

 というのも担任の先生が、1年のときの担任だった長浜シンスケ先生ではなく違う人となったのだ。それは誰かというと……。


「おはようございまーす。2年B組の担任を務めさせていただくことになりました、木ノ本真悠子と言います。よろしくお願いします♪」

「「「「おぉ〜〜っ!」」」」


 新しい担任は木ノ本真悠子先生というんだが、この真悠子先生がまたとんでもない美人でさ。流れるような亜麻色の髪に優しげな垂れ目の青い瞳、スリムで腰がくびれていて出るところが出ている抜群のスタイル。

 ――いかん。シンスケ先生なんかよりよっぽどいいや。だがシンスケ先生は今年はどうするのだろう。別のクラスの担任? それとも、違う学校に転任しちゃったのかな? ま、気にしててもしゃあねえか。


「かなり美人だな〜、真悠子先生。ありゃ上玉だぜ。エリノ先生に匹敵するくらい」

「わかるわかる! おまけに器量もありそうだしな。今年は華やかな1年になりそうだぜ」

「でへへへー……。あっ?」

「どうしたマサキ?」

「いや、真悠子先生ってどっかで見たことあるよーなないよーな……」


 リョウと話している最中、俺はあることに気付いてしまった。真悠子先生のことをどっかで見たかも知れないということだ。

 ――以前、バスの中で痴漢のおっさんにさわられて嫌がっていたきれいなお姉さんを助けたことがある。まだ可能性があるってだけだけど、もしかして。

 ちなみにエリノ先生とは、生徒会長候補でありクラスの学級委員である山科エリカの姉でこの学校の保険医を務めていらっしゃるべっぴんさんだ。この学校の……というか俺のマドンナであり、女神なのだ。


「……マサキ?」

「なんか心当たりあるんだよね。休み時間に話してみようかな」

「真悠子先生に心当たり、ねぇ。お好きにどうぞ」

「へへっ」



 ――それから、休み時間――



「エリカー! 神永さーん!」

「何か用、マサキくん?」

「まゆこ先生、いまどこにいるかわかる?」


 休み時間になったので、俺は神永さんやエリカにまゆこ先生がどこに行ったか訊ねてみることにした。

 茶髪をポニーテールにしてまとめてるのがエリカで、髪の毛が足元に着きそうなほど長い子が神永さんだ。


「先生に用事?」

「うん!」

「木ノ本先生なら職員室にいると思うけど、もしいなかったらごめんねー」

「オッケー、やっぱりそこか。ありがとさ〜ん!」


 確証が得られた俺はソッコーで職員室へと向かった。するとそこには英語のウォルター先生や、社会科の下関(しものせき)先生と談笑して盛り上がっているまゆこ先生の姿が。


「それでね、私のクラスの生徒はみんなかわいい子ばかりでー……」

「ワカル、ワカル! コノ学校ハ、素直ナすちゅーでんと多クテ 嬉シイデス」

「去年に引き続いて1年の担任なんですが、なんというか粒ぞろいなんですよね! ひと目見ただけでこの子たちにはのびしろがあるって……」

「まゆこ先生。お話し中失礼します!」

「ちょっと外れますね。……刃野さんどうしたの?」


 ウォルター先生や下関先生から離れて、まゆこ先生は俺に視線を向けてくれた。


「先生、もしかしたら、以前俺とどこかでお会いしたりしてませんか?」

「刃野さんと? そんなことあったかしら。……あっ!」


 まゆこ先生はなにか思い出した表情を浮かべる。ってことはまさか!


「もしかして、前に私を痴漢から助けてくれたのは!」

「あのとき痴漢に襲われてたのは!」

「刃野さんだったのね!?」

「やっぱりまゆこ先生だったんですね!?」


 お互いに指を指して、びっくり仰天! これも偶然なのやら必然なのやら。このことに動揺していたのは俺とまゆこ先生だけではなく、周りにいた先生方もだ。


「この前は本当にありがとうございました! あのときのかっこよくて優しい男の子が、うちの生徒だったなんて! 先生アナタのことを誇りに思うわ」

「えっ! いやぁそれほどでも」

「ところで放課後は何か予定あるの? 寄り道はしちゃダメよ」

「放課後は後輩たちの顔でも見に行こうかな〜って思ってます。あ、やべ! 時間間に合わない! じゃあまたあとで!」

「はーい♪」


 これも神様のお導きかなにかかな? まゆこ先生やみんなと過ごす1年間……。どんどん楽しくなっていきそうだ。


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