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荒唐無稽ビビッドハイスクール!  作者: SAI-X
第十五話『2年生になったら』
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#84

第十五話『2年生になったら』

 2月は行き、3月が過ぎ去り――ときは今まさに大新学期時代! 若者たちは高校へ思いを寄せ、今伝説の1ページが刻まれようとしていた!


「……みたいなテンションなんだな、今の俺は!」

「アホかッ! 新入生にドン引きされたらどうする!」


 いきなりゲンコツかましてくるなんてリョウったら容赦ねえや。

 それより4月は新学期。俺たち高校2年生に上がりました。より新しく、より面白く、より熱くなった高校生活をレッツ・エンジョーイ!


「おー! 俺とリョウとエリカは2年B組か! また一緒になれたな!」

「へへっ。神永さんも一緒みたいだぜ」

「おーっ! あれ、レンは?」


 てなわけで、始業式の日に登校した俺たちはクラス分けがどうなっているかを早速確認。

 俺はリョウやエリカ、そして神永さんと一緒のクラスになれたぞ。知ってるヤツばかりってわけじゃないから、1年のときにあまり絡めなかったヤツとも絡めるかもしれないな。新鮮でよいよい!


「ぼく、2年D組……またみんなと違うクラスぅ〜」

「ドンマイドンマイ」

「また休み時間か放課後にでも遊べばいいだろ。な?」

「へーい……」


 まあ、相変わらずなレンくんは置いといて。――2年生になった俺たちが将来何をしていくかも気になるところだが、一番気になるのは新入生たちだ。

 どんな顔をしていて、どんな性格をしていて、どんなステキな趣味を持っているのか。今日は始業式だけだし、また放課後にでも会いに行こうかな。



 ――そうして、始業式が終わり……――



 ……睡魔。かわいい顔してえげつないことをやってくる睡魔たん。俺の頭に睡魔たんがやってきている。


「ねみぃー……」

「校長先生のスピーチ長かったなー。マサキ、ちゃんと聞いてたか?」

「いやー、最初はいいこと言うなーって思ったけど。だんだん話が難しくなってきてついていけなくなっちゃってさぁ……」

「ははっ、だと思ったぜ」


 高2になっても始業式における校長先生のスピーチったらもう、難しいのなんの。退屈だし意味不明だしで眠気が差しちゃう。

 高校生活において、あれをあと5〜10回以上は聴かなきゃいかないわけだからなかなか大変だぜ。ふざけんなっちゅうの。


「今日は始業式だけで良かったとはいえさすがに気力が残っちゃいない……」

「ま、まあ無理すんな。部活についてはまだ猶予もあるしな」

「うん……今度こそなにかやりたい」


 問題はもうひとつ。部活である。帰宅部のまんまってのもなんか苦しいしな。

 部活ならサブカルチャーだろうがバリバリの体育会系だろうが関係ない。とにかくなにかやりたいなぁ。



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