#5
――ちなみにさっき言った『デイブレ』のメインヒロインは、金髪のくせっ毛ショートが愛らしすぎる『ラウム』ちゃんだ。服装は黒い神官服……とのことだが、ワンピースかドレスに近いやもしれぬ。そんな感じなのだよ。あとは腕に銀色のブレス。それとミュールだったかね。
――ま、そんなうんちくはさておき。
「俺達地方の在住でよかったよな~」
「何でだよ?」
「おいおい、リョウ。お前にゃ分からんらしいねェ。だってアレじゃん? 最新刊の発売日と言うのは都会ならとっくに売り切れてるモンだが、レンを見てごらんよ。場所によるけどねー、田舎じゃ発売日でもまだ売れ残ってたりすることがあるわけよ」
「え、そうなの?」
きょとんとした顔でそう聞いてきたレンは、やっぱりボケだ。いやでも、逆のパターンもありうるけどな。さっきのは――。
「じゃあなー、レン」
「また明日ねー」
さて。お喋りしてるといつの間にか駅についていたお。俺はここから電車に乗り、降りる駅のバス停の1番のりばからバスに乗って帰路へつくんだ。
「ついでにリョウもさいなら~」
「冷たいなぁ。オレはついでですかそうですか……」
こうして俺はいつも通り電車に乗り、降りた駅のバス停でいつものバスに乗って、銀行前から歩き――。
「ただいまー!」
おうちへ着いたのであった。
マサキでーす。
みなさんは兄弟姉妹とかいますか?
俺は妹がいて、親戚に叔母さんもいるんだ。
どっちもかわいくて美人なんだぜ~♪
次回、『俺の妹がこんなに可愛いわけがあるだろ』
おいらのママンも出るぞ、お楽しみに!