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荒唐無稽ビビッドハイスクール!  作者: SAI-X
第九話『3Dは目に悪い』
49/88

#48


 しつこいようだが夏ってのは大変な季節だ。毎日毎日がうだるような暑さだし、暑いからといって冷たいものばかり食べてると夏バテするし、汗いっぱいかくから塩分とらなきゃいけなくなるし、水分もしっかりとらなきゃ熱射病になるし――ああもう! 大変!


「マサキ〜、ちゃんと宿題やってる?」

「まあまあ進んでるよ母さん」

「そうなの〜。それで今日はどこ行くの?」

「市民プール! たまには運動しなきゃって思ってさ」

「プール行くのね? それじゃ、あまり周りの人に迷惑かけないようにね〜」


 家にこもって宿題を進めるだけが夏休みじゃあない。たまには外に出て日焼けせにゃなるまい! そう思ってプールの準備をしてママチャリ漕いで市民プールに向かったのだが――。


「オォウ……イイ天気だ。いい風が吹くなぁ」


 ペダルを交互に踏んで足を動かすこの感覚。道を突っ切る疾走感。どれも徒歩じゃ味わえないんだよね。そこが魅力的でよろしい。ところがどっこい、その道中で急に空が曇りだし、ポツポツと雨粒が――。


「ん……!?」



「ただいまーっ!」

「あら、マサキ〜。ずいぶん早かったのねぇ。それで泳いできたの〜?」

「い、いや、その……雨降ってきた!」

「まあ大変! 早く洗濯物入れなきゃ〜……」


 夕立とかにわか雨とか、この時期はそういうのがよく降るんよ。だからおいらは慌てて帰ってきたってわけ。雨降ってたら泳げないしなー、ホントやんなっちゃう。


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