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荒唐無稽ビビッドハイスクール!  作者: SAI-X
第三話『とある高校の保険医(マイエンジェル)』
17/88

#16

―山科家―


ちょろちょろ〜……と、

庭の花壇を彩る花に水をあげて楽しそうにしているのは私、山科エリカです。



今日は休日。

高校で保険医をしているお姉ちゃんも一緒です。

一人暮らしをしていたお姉ちゃんのもとに預けられる……っていう形でこの家までやってきて、一緒に暮らしているの。

パパもママも多忙で、自然とこうなっちゃったのよね。




「最近こういう人多いよねー」


テレビでアニメや漫画のキャラのコスプレをしている人たちのニュースがやっていて、

それをお姉ちゃんと見ていました。私は、


「変なのー……」


と思いましたが、お姉ちゃんはなんだかそうでもなさそうです。



「え〜、そうかしら?楽しそうで、いいんじゃないの〜」


お姉ちゃんはいつもこんな感じです。はんなりしています。

でも、それがいいのかも。




―神戸家―


「B連打B連打、B連打……!」

「レ〜ン、そいつさっさと進化させた方が――」

「うるさいよ、僕はこいつをこのまま育てる! 進化したら技を覚えるレベルが上がっちゃうんだもん!」


それは休日のことだ。

なんで山科家に俺を放り込んでくれないの!と神様に怒りつつ、俺はレンの家に遊びに来ていた。



――いや待て。


この世に神はいない。

神なんて元はといえば空想の産物だ。熱心な信者が勝手に『妄想する俺kakeeeeee!!』みたいなこといって、厨二病丸出しで考えたに違いない。

いいや、絶対そうだ。神様考えたやつは誰だか知らないが、いい歳して心は厨二のやつに決まってる。

ああ、ばかばかしい。なんてはずかしいんだ。


――え?待てよ。じゃあ――



「俺の女神様は実在していなかったのかァ〜?! え、エリノ先生ェ~~!!」

「うおっ! マサキが発狂した!?」



俺の心の叫びがのどを伝わり響き渡った。

いや、声に出しちゃったからそうとは言わないよね。



――ってか、発狂したとは不届き千万!


あすの朝日は拝ませないぞ、レンェ……

神戸です。『こうべ』じゃないよ。

テストってあるよねー。アレってお母さんに見せるの恥ずかしくてさ、

点数の高さと低さは関係なしに捨てたり隠したりしちゃったよねぇ。

みんなもテスト隠したりビリビリ破ってポイしたりしませんでした?

えっ、ない? そんなバナナ。いやバカな……。



まあいっか。次回、『最強最悪の敵』! ……えっ!?

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