祭りの日
掲載日:2026/10/13
町の喧騒が
僕に孤独を思い出させる
宛て先が僕ではない
誰かの笑い声は
いつか遠い所に行って
誰かの日常へと溶け込んで行く
不意に今日とお別れする前に
僕も そろそろ帰ろう
仕事終わりの夜の10時
微かな火薬の匂いが漂って
役目を終えた
通行止めの看板は
少し寂しげな顔をしてる
あぁ、今日は祭りの日だった。
あの子は元気にしてるだろうか。
祭りに行ったなら会えただろうか。
君は僕を思い出せるだろうか。
過ぎ去った人の流れを
惜しむように 息を飲み込む
力まないように、二輪を漕ぎながら
明日に また少し体を傾けながら




