第二十話 探索
ルネ「憂ヰが良ければなんだけどさ...」
憂ヰ「どうしたの?」
ルネ「私の卒業した学校着いてきてほしいんだよね〜」
憂ヰ「え?」
憂ヰは困惑した。
そんな頼み事をされたことがなかった。
ましてや、本人にとってトラウマがある場所なはずのところに着いてきてほしいと。
なかなか確かに他に頼めるものではないにしても、どこか引っかかった。
ルネ「やり残したことがあってさ」
ルネ「もう一回。黒板にお絵かきしたい。」
憂ヰ「なるほど、ルネは絵を描くのが好きだもんね。」
ルネ「黒板で思いっきり絵を描いたり。勉強のことを少し書いてみたり。」
憂ヰ「ふむ…」
ルネ「とにかく、普通の学生らしいことがしたいの!」
普通の学生らしいこと。
憂ヰにはあまり想像がつかなかった。
学生という単語はよく聞くものの、学生らしいこと。
もしかして、青春のことを指すのだろうか。
はたまた、授業を受けてみたいなのだろうか。
授業なんて退屈だとか過去に吐露していたルネからは考えられないことだった。
ルネ「授業が退屈だったのはさ。教科書のことしかなぞらないじゃん。それがものすごく時間の無駄だなって思ったの。」
憂ヰ「うん」
ルネ「教科書のことするくらいならそこから派生して、実生活に結びついてるとかわかりやすく教えてもらえるものだと思ってたからさ」
憂ヰ「なるほど?」
憂ヰが小学校へ行く準備を始める。
ルネ「……そういう先生って死ぬ前の世界にいたのかな…いないか…?」
憂ヰ「ん、今なにか言った?」
ルネ「あ、いやなんでもないよ!独り言」
憂ヰ「そう?何か気になることがあれば言ってね。」
そうして、ルネの通っていた小学校に行くことになった。
もちろん二人だけしかいない空間。
ルネ「一人で探索してくる~。憂ヰは自由に過ごしてて!」
憂ヰ「わかった。それじゃあ私は向こうを探索してくるね。」
そうして各々、探索を始めた。
今回の二十話にて第二章が終わりです。
ゆっくりの更新にはなるかもしれませんが、新章、新作をお待ちいただけると幸いです。




