第十二話 謎の人...?
ーーーある晴天の夏の日。ある兄弟は田んぼの周りで遊んでいた。ふと、兄が遠くにくねくね動く白い物体を見つけ、その姿を詳しく見ようと家から持ってきた双眼鏡を覗き込みその物体を見てしまった。
すると兄は人が変わったように変貌し、顔は真っ青になり汗を大量にかき呂律が回っていない。弟が兄に「あれは何?」と聞いても、「わカらナいホうガいイ.....」という返答、しかもその声は普段の兄の声ではなかった。
その後、兄は一人で家に戻ってしまい、その白い物体が気になった弟は兄と同じように双眼鏡を覗き込もうとしたその瞬間、「あの白い物体を見てはならん!見たのか?!」という祖父の大声が、自分は見ていないと伝えると安堵したのか祖父は泣き崩れたそうな。
ちなみに、兄はというと家に戻ったあと、くねくねと踊り狂っていたらしい。
「兄はここに置いておいたほうが暮らしやすいだろう。あっちだと、狭いし、世間のこと考えたら数日ももたん...家に置いといて、何年か経ってから、田んぼに放してやるのが一番だ」と祖母が言っていた。
もう兄には会えない、そう確信した弟は泣き崩れたそうな。ーーー
ルネ「ねーねー憂ヰー」
憂ヰ「どうしたの?」
ルネ「たまには田舎もいいなーと思って!行ってみない?」
憂ヰ「突然だね」
ルネ「いつも私はそうでしょー?」
憂ヰ「それがルネだもんね」
ルネ「ってことで連れてってよ!」
憂ヰ「それじゃ、テレポート!」
ルネ「わ」
~田舎道~
ルネ「テレポートした~!!!憂ヰやっぱりすごーい!」
憂ヰ「これくらい当然よ。そんなことより早くルネの行きたいところへ行きましょう。」
ルネ「そうだなあ~~あっ!(足早に田舎道をかけていく)」
憂ヰ「あ、ちょっと!!」
~数分後~
ルネ「ねえ憂ヰー双眼鏡持ってない?」
憂ヰ「え?」
ルネ「双眼鏡」
憂ヰ「あるよ、はい」
そう言って憂ヰはルネに双眼鏡を渡す。
ルネ「遠くがよく見える~~~~…」
次の瞬間、ルネが急に動きが変になった。
顔が真っ青になり汗を大量にかき、呂律が回らなくなった。
その後、くねくねと笑いながら踊り狂った。
憂ヰ「…忠告しておくべきだったわ、田舎には『居る』って。」
憂ヰは知っていた。
何をルネが見てしまったのか、どうなってしまうのか。
憂ヰ「これは、とりあえず落ち着くまで放置した後程々に切り上げて、戻してあげるか....」
こうなってしまうと憂ヰにもどうにもできなかった。
ルネは気になったものが白くて、くねくねしている物体を見て、全貌を理解してしまい、精神に異常をきたし、現実逃避をするかのように笑いながらくねくねと踊り狂ってたのだ。
どのくらい時がたっただろう。
まだ、笑いながら踊り狂うルネがそこにはいた。
憂ヰ「さて、これからどうしましょう」
程なくして、憂ヰは元々の世界に戻った。




