第一話 予感
本小説は、「収穫されたみんと」さんのご協力の元、キャラクター設定をお借りして小説を作るという共作の物語です。
ここで、前書きとはなりますが、改めて、許諾してくださった「収穫されたみんと」様ありがとうございます。この場を借りて感謝申し上げます。
原案「収穫されたみんと」様
作「纐纈翠姫」
ルネは想像することが大好きだった。
こんなことやあんなことがしたい。
こんな子と出会いたい。
周りにこんな子がいたらな。
海がきれいな場所に行きたい。
なんで現実は非情なんだろう。
生きてるの嫌になるな。
ルネ「あーあ、ぽっくり死ねたらなあ」
これがルネの口癖だった。
ルネは生きることに希望がなく、生きててもどうせ良い事がない。
幸せになれない。
苦しみから解放されたい。
死んでしまえば、何もかもから離れられる。
それがルネの願いだった。
そんなとき、ルネはいいことを考えた。
ルネ「自分の思ったキャラクターを作ってしまえば現実逃避できないかな?」
現実ばかりを見ることに疲れてしまったルネは想像の世界にイマジナリーフレンドに近い存在を作ることが自分にとって少しの延命治療になるのではないかと考えた。
そこで、あるキャラクターを作った。
「憂ヰ(うい)」
基本の見た目は、銀髪ロングでインナーは黒。
自分のしたい髪型があれば変幻自在に短くしたり、長くしたりもできる。
目元は白色のまつ毛で長く、瞳孔は渦巻。
肌の色は絹のように滑らかな白。
服装はルネが普段着用しているセーラー服と似た形の服。
性格は、基本冷静沈着で表情は乏しいが、ルネの前では表情が豊か。
味覚はよくわからないので、食感だけで好き嫌いを決めている。
想像上のキャラのため死ぬことがない。
よって死ぬことを恐れず、怪我をしても見かけだけであり、意味も痛みも感じない。
ルネが思う最高傑作のキャラだ。
ルネにとって生きがいは憂ヰが最高の愛方と共に過ごす。
ただそれだけだった。




