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ありがとう。

みーちゃんの引越しの日になった。

慣れる為に少し早めに1人暮らしを始めるみたいだ。


そして、見送りに皆が駅に集まった。


「荷物も送ってあるし、あっち行ったら片付け大変そうだなー!」


「みーちゃん本当に大丈夫?」

「大丈夫だから!ありがとう心配しすぎよ!」


「美鈴さんたまには遊びに帰ってきてくださいよ…?」

「茜ー泣かないで。一生の別れじゃないんだから!私も泣けちゃうじゃん!」


「御神本先輩!ルリ遊び行って良い?泊まっても良い?」

「どーしよっかなー?」

「えー!」

「冗談だよ。いつでも来な!」

「わーい!お泊りお泊り!!」


電車が駅に着いた

もう、お別れになってしまう…


「あ、行かなきゃ。」

「みーちゃん忘れ物は!?財布はある?携帯は?」

「ター君大丈夫だよ。心配し過ぎっ!!なにかあったらすぐ連絡するよ!」

「うん…!気をつけてね。」


「じゃあ…行くね!皆ありがとね!また連絡するから!」


茜さんと瑠璃は泣きだしてしまった。

僕も少し泣きそうだった。

みーちゃんはどんどん歩いていく。



「美鈴殿!待つでござる!」


田中がみーちゃんと何か喋ってるいるが僕達には聞き取れなかった。


「田中居たの!?」

「失敬な。ずっと居たでござるよ!」

「見送りありがとね。ター君達よろしくね!」


「美鈴殿!」

「なに?」


「御神本美鈴が好きです!僕と付き合って下さい!」


「え!?………無理。」


「ガビーン!やっぱりですか…」

「今は無理!色々と忙しいし、仕事にも慣れなきゃいけないし。」


「今はって事はいずれ…」


「さぁねー!」

「えー!」

「私が惚れるくらい良い男になってよ。そしたらまた告白して?その時は私も考えてあげる。」


「ま、誠か!?」

「本当よ!男は中身よ!」

「見ていて下さい!」

「うん。じゃあ行くよ。」

「達者でな…」


「田中!嬉しかったよー!」


田中は泣きながら強く拳を握っていた。





「行っちゃったねぇ…」

「茜さん今度遊びに行ってみましょうか!」

「行きたい行きたい!」


「瑠璃帰るぞ!琢己また学校で。」

「え、お兄ちゃん!?」



「どうしちゃったんだろう田中さん?」

「さぁ〜。」




ついにみーちゃんは新たな生活へ旅立った。

みーちゃんならきっと大丈夫。



それから何日か過ぎた頃僕は橋本さんに呼ばれていた。

「おー色男。待たせた。行こうか。」


また、橋本さんの飲み相手にさせられている


橋本さんは店長の件については自分の中で整理して納得したらしい。


「お前や茜を見て私も頑張ろうって思ったよ。普通の恋愛をね。でも好きになる人はハセちゃんみたいな人なんだろうなー」


「バイト辞めないですよね?」


「辞めないよ。大学卒業するまでは居るつもり。ハセちゃんとは上司兼友人って事で割り切った。

あれから、ハセちゃん家族とご飯行ったりたまにするんだよ。」


「そうなんですか。辞めないで良かったです。」


「私の話はもういい。お前たちはどうなの最近。」


「いや、まぁ、仲良くさせてもらってますよ?」

「つまんねーな。なんか浮いた話ねーんかい!」


「浮いた話…」

「チューしたとか色々あんだろ。」


僕は思い出して少し赤くなってしまった

それを見逃すはずが無い橋本さん。


「したんか!?どっちから!?」

「向こうからです…」

「お前からしろよ男のくせに!」


「でも、幸せでした。」

「あーはいはい惚気は結構。」


「なんですか!聞いといて!」

「もうヤッたんか?」

「え!?」

「その反応はまだだな。」

「僕たちまだ高校生です!」


「アホか。お前何時代の人間だよ。茜は待ってると思うなー。」


「そんな茜さんに限って…」

「お前女はエッチな事考えないとか思ってない?そんな事ねーから。女も男と変わらんぞ。ベースケだベースケ」


「そ、そうなんですか…?」

「まぁ茜もウブだからなぁ〜。茜ってまだ処…」

「もういいですって!!橋本さん飲みすぎ!!オッサンみたいですよ!」


橋本さんはそれから更に飲み話が止まらなかった。


「あー酔ったー。」

「飲み過ぎです。気をつけてくださいね?」

「はーい。まぁお前らはお前らのペースで上手くやれよ。」


橋本さんはなんだかんだ言うけど僕達の事を気にかけてくれる。

最高の先輩に出会えたと心からそう思う。





月日は経ち僕達は3年生になり夏をむかえた。


「琢己ーみーちゃんから手紙届いてるわよー」

「手紙?」



【ター君元気してる?

私は1人暮らしも慣れてきたよ!

仕事も怒られたりしょっちゅうしててヘコむ事もあるけど負けない!

後ね同期の女の子で友達になったの!たまにカフェ行ったりご飯行ったりしてるよ。


ター君とこんなに離れてるの初めてだよね?

寂しいときもあるよ…みんなにも会いたい。

でもお盆は帰るから!おばさんにご馳走頼んどいてね!

茜とはどう?ケンカしてない?仲良くやってる?

2人の事が1番気になる!笑

あ、後ね最近田中がめっちゃ連絡してくる笑

なんかあの変な言葉使いもしなくなって逆に変っていうかー笑

田中とはちょっと色々あったんだけどね!


ター君、たまには遊び来てね!茜と!

瑠璃はたまに来てるよ!色々聞いてるよ!

じゃおばさんとおじさんにもよろしく〜】






「琢己君!今日はなんの日でしょう?」

「え?なんだっけ?」


「馬鹿…記念日だよ。付き合った記念日!へへ

だから今日はここに来てみました!」


「忘れてた訳じゃ…」

「本当かな〜?

やっぱここの向日葵畑綺麗だよね!」


【みーちゃんへ

手紙なんて初めて書くよ。

僕は元気だよ!茜さんも元気です。

みーちゃんが居ない生活は少し味気ない気がするけど茜さんがしっかり埋めてくれてます】



「琢己君はここで私の事好きになってくれたんだよね?」

「え、うん、まぁ…。」

「ありがとね。」


【茜さんとはたまーにケンカしたりするけどちゃんと仲直りしてるよ!


仕事は忙しい?あまり無茶はしないでね!みーちゃん頑張り過ぎる所あるから。


田中の事は気になるけど聞かないでおくよ。

田中の変な言葉はみんなが不思議がってる。学校中が笑

お盆にみーちゃん帰ってくるの伝えたら母さん気合い入ってたよ!多分すごいご馳走用意するんだと思う。】


「ちょっと歩こー!もうすぐ夏休みだね!」

「もうそんな時期かー。」

「お祭り行こうよ!花火見たい!」

「うん!去年は散々だったからね。」

「確かに!」


【みーちゃん、今僕は本当に幸せなんだと思う。

それもこれも皆が居たからかな?

みーちゃんに茜さん。田中や瑠璃も橋本さんや店長皆が居たからみんなに助けられて今があるんだと思います。

でもやっぱりみーちゃんの存在が1番大きいよ。

僕1人なら何も変われないままだったと思う。


みーちゃんはお姉さんでいつも僕を助けてくれる。昔も今も。

だからこうして茜さんと仲良く居れるよ。

お盆は待ってるよ!

みーちゃん、ありがとう。】



「茜さん写真撮っていい?」


「どーぞ!私で良ければ!」

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