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先輩

なんとかバイトを終えることが出来た。

その帰り僕は瑠璃と帰っていた。


「落ち着いた?」

「はい….」

「あの瑠璃。なんでこんなに僕に執着するのかな?」

「ルリはあの写真に感動しました。綺麗でとっても暖かくてすっごい引き込まれて…ルリずっと写真撮ってるのにあんな風に撮れたこと一度もない…。だから、先輩を見てたら何か分かるかなって…ごめんなさい…」


この子は本当は素直ですごく良い子なんだと僕は思った。


「カメラは凄く好きなんだね。」

「大好き!私の生甲斐!」


「そっか。じゃあさ…瑠璃も入部したことだからどこか撮りに行ってみようか?」


「いいの??行く‼︎」

「その前に僕カメラに買い行くからちょっと待ってね。」


「それも行く!」

「え、いいよいいよ!」

「いけないの?」

「いけなくはないけど…」

「じゃあ決まりね!」

半ば強引に一緒に行く事になってしまいました。


後日、僕は先生から頂いた?秘密のお金も用意し、出掛けた。


「先輩!遅い!」

かなり早めに瑠璃は待っていた。

「ごめん、早いね。行こうか。」


茜さんと行った家電屋に行った

「あった!売り切れてなかった!」


「いいなールリも欲しい。」

「バイト頑張ってね!」


「むー。バイト代入ったらレンズ買うもん!」

「レンズ高いもんね〜ちょっと買ってくるから」


僕はついにカメラを新調した。凄く長かったように思える。

「先輩お腹減った!奢って下さい!」

「あー、そうだね。付き合ってくれたしご飯食べようか!」


どこかでご飯食べるためにウロウロしていた。


「ちょっ!ちょっと茜‼︎見てあれ!」

「どうしました?美鈴さん?」

「ター君がじょじょじょ女子を連れて歩いてる‼︎」

「あ本当だ!声掛けます?」


「いや、今はまだその時ではない。最近のター君は怪しすぎる。この前の謎の女の正体もまだ分かってないし、次はあんなちびっ子まで…時が満ちたら問い詰めるでござんす‼︎‼︎」

「謎の女?美鈴さん…田中さんみたいに…」


そして、僕らは適当に店に入った。

「お腹いっぱい!奢ってもらうご飯は格別!」

「じゃあどこに部活行こうか?僕も新しく買って早く使いたいし!」


「ルリ良い所知ってる!秘密の場所!誰にも教えたくないけど奢って貰ったし、特別に連れて行ってあげる!」

「秘密の場所かぁ楽しみだな!ありがとう!」


瑠璃はカメラの話になると、子供の様に無邪気な笑顔で楽しそうだった。


瑠璃の秘密の場所へ行くまでは部室で瑠璃のカメラ講座を聞いたり、準備なども少しずつ済ませ一緒にバイトに行ったりと瑠璃と過ごす時間は増えて行った。

そして当日を迎えた。


バスで片道40分位の所にあった。

「バス降りてから結構歩いたね。」

「もう着くよ!ほら、あそこ!」


そこには小さな滝や綺麗な川、自然が溢れていた。

「おぉ。これはすごいよ。」

「でしょー!ルリのお気に入り!」

「じゃあ早速このニューカメラで撮りまくるぞー!」

「おー!!」

僕たちは無我夢中で撮りまくった。


「だいぶ撮れたなぁ」

「先輩の見せて!」

瑠璃はまじまじと見る。

「あの写真ほどでは無いけど、先輩すごい上手いです。」

「え、ありがとう。まぁあの写真は僕が上手い下手とかじゃなくて、茜さんが凄いんだと思う」


「茜さんってあの綺麗なモデルの人?」

「モデルというか僕が勝手に撮ったんだ。あの向日葵畑で彼女を見ていたらグワーって引き込まれて優しい気持ちになって、無意識にシャッター押してた。あははは」


「それ、その人の事好きなんですよ…」

「ん?なに?ごめん、聞こえなかった!」


「ルリは先輩が好き」

「え? いやいやまた僕をからかって!」


「冗談なんかじゃない!まだ出会ってから日も浅いしチビだし変な奴って思うかもしれないけれど…。先輩が大好き!」


「え、その…」

「待って。まだ返事とかいらないから!勢いで言っちゃった部分あるし…… 帰ろっか!」


それから僕たちは何も喋らずバスへ乗った

瑠璃は疲れたのか眠ってしまっていた。

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