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私の雑多な日常  作者:
12/21

流れる風景

歯医者さんが怖すぎて

前を通るのにも泣いていた幼い私。

父の運転する車に乗り

ただただ

流れる風景をみる。


少し窓を開けると、風が強く顔にあたる。


風を顔で受け止めながら、外の空気を吸うと

車内の独特な匂いから解放される。


時々揺れる車と、安心する父の運転。

子供の頃からよく眠れるその空間は

私にとってゆりかごのよう。


心地よいゆりかごの車の中

流れる風景をみる。


風ではためく

入居者募集ののぼり旗。


追い越してゆく

黄色く丸いかわいい車。


父の好きなジャズが

スピーカーから流れだす。


ちかちか焦る信号と

ふらふら渡る老人と杖。


コンビニは数えて15店舗目。


昔通っていた歯科医院が見えた。

そっと目を伏せ、

流れる風景とさようなら。












読んで頂きありがとうございます!

今日は休むと言っていたのですが

書いてしまったので投稿しました。

不定期更新すみません(・・;)

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