21、国際会議襲撃
夜、魔道具の発する警報で起きた。
高速で近づく飛行物体が一直線にこちらに向かっている。
速度はマッハ3。
数は6。
有人飛行物体。
距離約200km。
まだ離れているって?
約3分でここまで来るよ。
島から20kmと10kmと5kmの所には海・空共に結界が張ってある。
人工物に対する結界だがこのような飛行物体は侵入できないはずだ嫌な予感がする。
侵入禁止エリアは島から30kmの所だ。
島の防衛体制が警戒になっている。
60kmに近づいた。
要警戒状態。
接近に対する警告通信が送られるが反応がない。
島から30km進入禁止エリアに入ったところで飛行物体も結界への魔法攻撃を行ってきた。
それに対して威嚇の魔法攻撃が行われた。
飛行速度を落として何度も結界に攻撃を行ってきた。
「どうするのですか?」
「撃ち落とすしかないだろう」
「捕まえてはいけませんか?」
「できるのかね」
「大丈夫です。無力化して拘束しましょうか。あ、運動エネルギーは元の場所に帰していいですよね」
まず気配察知で飛行物体とそこに乗る人物を把握した。
次に飛行物体に乗っている人間の魔法の発動を阻害した。
そして拘束してからこの飛行物体の持つ運動エネルギーを飛行物体の移動履歴に基づいて発進した場所に機体の一部とともに戻した。
そして運動エネルギーの失った空間操作で作った空間に収納した。
この空間は時間経過のない空間。
ここでは生物の活動も止まったままだが出せばまた生命活動を行うことができる。
敵対する人間を収納するにはちょうどいい。
こちらの皆さんも消えた飛行物体に驚いているね。
「飛行物体は?」
「収納してありますよ」
「人間も?」
「はい」
「生きているのか?」
「ええ、大丈夫ですよ。ほら」
乗員の一人を収納から出して見せた。
「順番に出してくれるかな」
「はい」
順番に出された乗員は魔法封じの拘束の魔道具がつけられ連行されていった。
最後に倉庫で飛行物体も出して寝室に戻らさせてもらった。
* *
その日世界中の政府や軍部や情報機関に激震が入った。
アジアの某国の最新秘密兵器の製造工場を兼ねる軍事基地から6機の超音速戦闘爆撃機が発進したのが軍事偵察衛星に捉えられた。
東に向かっているその機体が魔術師たちが会議を開いている島に向かっているのはすぐに分かった。
ただちに各国は魔術師団体に警告を伝え、恩を売ろうと近くの基地から救援部隊を発進させたが6機の超音速戦闘爆撃機は進入禁止区域の入って島に向かって魔法攻撃を行った後に消失した。
その直後に6機の超音速戦闘爆撃機で爆発が起き、秘密であった基地内部が軍事偵察衛星から丸見えになり施設も大きな被害を追っていた。
翌日、日本政府が国内の島に攻撃が加えられ攻撃を加えた超音速戦闘爆撃機と乗員を捕らえたこと写真付きでを発表した。
魔法攻撃は最新式の攻撃兵器として発表された。
アジアの某国は魔術師の人権認めず兵器としている国だ。
彼らは自分の国も攻撃を受けたと主張したが証拠がなかった。
多く報道は自爆してしまったいうものだった。
各国の政府上層部と情報機関はカウンター攻撃システムを持つと考えた。
* *
「いいですね。それでは結界に攻撃に対する自動カウンター機能を付けましょうよ」
「できるのか」
「はい大丈夫ですよ。10kmの所の結界に。あ、ついでに5kmの所の結界の強度を増しましょう」
会議は中止になり空いた時間で色々な魔法の研究を行った。
私の異能は実戦を経てさらに能力が上がったようだ。
捕まえた乗員に関しては某国が攻撃したことを認めないために返還されない。
某国も盗まれたというこじつけは自分たちの恥になるので流石にしていない。
したら管制誘導の記録が発表されるだろう。
今の主張はねつ造だというものだ。
機体の解析は各国で行うらしい。
そちらはお任せだ。
6機のうち1機は私が預かって解析することになった。
今は収納に入れてある。
後でゆっくり調べますか。
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