そこんとこ詳しく!
ヴェッターが話しかけに行ったんだけど・・・スシュは私を見て,手を上げた。私も手を上げる・・・
『なにしてんだ?』
『ご飯・・・でもさ・・・ちょっとまずい状況かも・・・』
『ちっ』
今ちって言った!!むかっ
「座れよ。今,定食持ってきてやるから。」
「いや。自分で取りに行ってから座る。そこだな。」
「ああ。待ってる。」
ヴェッターの方がウィンより言葉がましだね。ウィンの言葉って乱暴だよねえ・・・スシュくらいかなあ?
『ウィンとヴェッターやらは,自分を作ってる感じがするぞ。なかなか興味深い。』
ブラウ・・・
『やつらはおそらく味方になり得る。うまく話を持って行けば・・・まあ・・・いきなり出会ったばかりの今日明日では,どうかなとは思うがな。』
『大丈夫というお墨付きを貰ったって訳だ。』
スシュ・・・ちょっと・・・
定食を持ってやってきたスシュは,私の隣にどっかと腰を下ろした。
「やあ。仲間に入れて貰うぜ。」
・・・
『どうせ俺の周りに来た奴等は,ろくなもんじゃねえさ。』
『何荒んでんの?』
『スシュは,昨日話してた奴と試合して,勝ったもんだからな。』
ローティ・・?
『そいつ恨めしそうに俺を見てよ,ぷいってあっちに行っちまったんだ。』
『外見から,勝てると思ってなめてたんでしょうねえ。』
バルも言う。
その間にも,ウィンは私やグローサーに話しかける話しかける・・・この人おしゃべり?でもそのおかげでいろいろ分かったから良いか・・・
今日試合が終わった者は,これから3日間,お休みだけど,試合を見てないと,対戦相手がどんな技を出してくるか分かんないから,ちゃんと来て見ていなければならない。その日の全試合が終わると,競技場は練習場として開放されるんだって・・そうそう。1日10試合じゃなくて,20試合だった。121日の試合。でも,休みがきちんと入るから,1ヶ月20日で大体6ヶ月で終わる計算らしい。延長が重なると,10試合くらいしか出来ない日もあるから,1年取ってあるみたい。そんな話も聞いた。
「この登用試験だけは,何十年たっても変わってねえ。」
ウィンの一言にびっくりした。
「え?」
「昔からこのやり方なんだ。」
「だけって?」
「・・・」
「ウィン?」
黙り込んだウィンに変わり,グローサーが,
「他は大きく変わっちまったって親父が言ってた。」
ってつぶやくように言った・・・そこんとこ詳しく!!
次回は30日です。




